なんとなくザワザワした世相です。いろいろな落とし穴が待ち構えていそうだ、なんていう人もいます。
ところで、そもそも不運というもの、ほとんどは自分の「無くて七癖」から出ているのではないでしょうか。つまり、自分の欠点を知り、それを克服することによって、かなりのトラブルは回避できるわけですね。
そんなわけで、星座別の「人生の落とし穴とその脱出法」をご紹介してみることにしました。あなたの人づきあいの基本的な問題点を中心に、その克服法まで含めてまとめてみました。
牡羊座(3/21~4/19)
「場が読めない」のが最大の弱点。
周囲を思いやる気持ちを心がけて
思い立ったら即行動というせっかちな牡羊座。抜群の行動力で、大きな成果をあげることができますが、ひとつ間違えれば大失敗の恐れも。一番の問題は、目標ばかりに気をとられて、周囲の空気を読まずに暴走するところ。たとえば、何かのプロジェクトを始めるときに、担当者の頭越しにトップに話をもちかけてみたり。結果はうまくいっても、人間関係にしこりを残しがちです。
根回しを覚え、目上の人を味方につける
いくらあなたが熱意と能力にあふれていても、ひとりで成し遂げられることには限界があります。上手に根回しをすることを覚えれば、ものごとはぐっとスムーズに。また、「何が何でもトップになりたい」というかたくなな思い込みも捨てましょう。多少型破りなところはあっても、あなたの明るいエネルギーを支持してくれる人は多いはず。ほんの少しの配慮で、あなたの評価はぐんと上昇します。とりわけ、目上の人への配慮を忘れずに。
いつもの癖で、やや暴走ぎみになったときも、大目に見てもらえます。
牡牛座(4/20~5/20)
予期せぬハプニングに弱く
パニックに陥ってしまいがち
しっかり堅実に生きる牡牛座ですが、それはあくまでも予定調和の世界でのこと。予期せぬ出来事が起こると、パニック状態に陥ってしまいます。もともと軽さとは無縁で、おっとり構えているだけに、迅速な対応というのが苦手。手をこまねいているうちに事態はどんどん悪化し、とりかえしのつかないことになることも。しかも、一度の失敗をいつまでも忘れることができず、問題が解決したあともくよくよ悩んでしまいがちです。
周囲の協力をあおぎ、柔軟さを身に付ける
パニック状態になったら、とりあえず深呼吸を。「これで人生が終わるわけではない」と気持ちを落ち着かせてから対応策を考えましょう。ひとりで問題を抱え込まず、周囲に相談するのも事態を収拾するのに役に立ちます。また、落ち込みが長くなるのは、あなたの頑固さに原因があります。状況を変えることが無理なら、自分の態度を変えることを覚えましょう。いつもと違う柔軟なあなたの態度によって、展開は大きく変わってきます。
双子座(5/21~6/21)
口は災いの元。軽いヤツだと思われて周囲から総スカンなんてことも…
コミュニケーションに長けた双子座ですが、ときには口がすべってしまい窮地に陥ります。その場のノリで発した一言が大騒動を引き起こすなど、パブリックな場での余計な一言が命取り。また、「今度ご飯食べましょう」「飲みに行こう」を連発してもいっこうに実現する気配なし。不誠実な人間と見られて、気がついたら本当の友達がいないなんて事態に。いざというときに頼りになる友達がいないのは、けっこう寂しいものです。
自分の発言に誠実さをプラス
要領よく生きるだけでは人生は軽いものになってしまいます。まずは、自分の言ったことに責任をもつことを心がけて。もともと会話上手の双子座ですから、発言に誠実さがプラスされれば、好感度は大幅にアップ。また、広く浅くの人間関係を見直してみることも必要です。一生つきあっていきたいと思う人に対しては、真摯な態度で接しましょう。また、すべてを軽く受け流すのではなく、ときにはとことん腰を据えてひとつのことに取り組んでください。
蟹座(6/22~7/22)
感情に溺れて事態を見失ってしまいがち。
人に頼りすぎるのもほどほどに
蟹座の人生の落とし穴は、恋愛を含めた人間関係に待ち受けています。情が深いことが裏目に出て、感情に溺れて冷静な判断ができなくなってしまうため。周りの判断に影響されやすく、自分では違うと思っていてもNOと言えないのも弱点です。人間関係を損ないたくないばかりに、人にひきずられながらずるずると転落していくパターンがありがち。
そして、立ち直るのにも人の協力が必要。気がつけばどこまでも人任せの人生が続きます。
自分に自信をもち、たまには割り切ることも必要
人を喜ばせるよりもまず自分が喜ぶことを優先してみましょう。もともと心優しいあなたですから、そうしたからといって自己中心的になるわけではありません。いやなことはきっぱりノーという勇気も必要。それで離れていくような人は、縁がなかったとあきらめて。一生のうちにつきあえる人の数は限られています。真の友人は大切にすべきですが、そうでない人には適切な距離感をもってつきあうようにすれば、人生がもっとらくになるはずです。
獅子座(7/23~8/22)
目立ちたがりで、見栄っ張り。
自己顕示欲が墓穴を掘る
人からの注目を集めることで自らの存在を誇示しようとしたがる獅子座。目立つためには多少のことを犠牲にするサービス精神が自らの首をしめます。たとえば、つい気前よくおごって財政がピンチになったり。誰かに頼られると期待を裏切ることができず、無理めのことも引き受けて大変な苦労をしたり。また、子供っぽい一面があるため、おだてにのりやすい弱点が。お世辞だとわかっていても、つい真に受けて泣きをみます。
ときには弱点をオープンにして
正々堂々としたあなたの性格は大きな魅力ですが、いつも周囲から関心を集める存在であろうとすると無理が生じてくるもの。できないことはできないと素直に言いましょう。
あらゆることに優秀な人というのはいません。すべてにおいて他を圧倒するのではなく、何か一点だけ絶対に自慢できるものがあれば、それ以外のことはナンバーワンでなくてもいいと割り切りましょう。弱点もオープンにすることで、あなたの人格に幅がでます。
乙女座(8/23~9/22)
落とし穴を避けようとして、用心するあまり機会を逃す
慎重派の乙女座が、大きな落とし穴にはまることはあまりありません。ところが、用心深すぎてせっかくのチャンスをみすみす逃し、あとになって「あのときこうしていれば」
という後悔がたまっていきそう。その反動で、いきなり無謀なことに手を出し大失敗なんてことも。また、てきぱきして有能な人と見られたいために能力以上にがんばって体をこわすことも。
完璧主義をほどほどに、自然体で
乙女座を苦しめているのは、几帳面なまでの完璧主義。要求水準が高いのは悪いことではありませんが、いつもそうだと息が詰まります。たまには、心も体も解放させることが必要。自分の心の声に耳を傾ければ、無理を重ねてがんばったり、みすみすのチャンスに引っ込み思案になることもなく、自然体でふるまえるようになるはずです。また、自分がきちんとしているからといって、他人にも同じ水準を要求するのはストレスのもと。世の中にはいいかげんな人が多いけれど、それでも大勢に影響がないと悟りましょう。
天秤座(9/23~10/23)
バランス感覚が災いして
八方美人として敬遠される
人間関係をそつなくこなす天秤座は人生の落とし穴とは無縁です。ただし、そのバランス感覚が災いすることも。愛されるときはみんなに愛されても、一人の人を選ぶわけではないので、八方美人の汚名を着せられてしまうからです。「誰とでも仲良しだけど、親友はいないのよね」なんて陰口も聞こえてきます。また、自分の美的センスを満足させるためお金に糸目をつけない浪費家の一面も。一見、スタイリッシュでも内情は火の車なんてことも。
人生には選択と割り切りが必要
誰からも愛される存在というのは、けっこう苦しいもの。あなただって人間だから好き嫌いはあるはず。嫌いな人を露骨に避けることはありませんが、上手に距離をおくように。
政治家ではないのですから、一票でも多く表を集めることを目指すのではなく、人間関係の質を考えましょう。また、美的センスを追求するときは、お財布とのバランスも考えて。
気に入ったものをすべて買うわけにはいかないのですから、ここでも選択眼を発揮してください。
蠍座(10/24~11/22)
間違った方向へエネルギーを使うと執念深さが人生を停滞させる
ひたむきな蠍座のエネルギーが正しい方向に使われれば、偉業を達成することができるはず。ところが往々にして間違った方へ向かい、世間の顰蹙をかってしまいます。ストーカーまでいかなくても、離れていった恋人のことを延々と思い続けてみたり。ふだんからミステリアスな雰囲気を漂わせているだけに、ちょっとでも常軌を逸した行動が世間に知れると「アブナイ奴」というレッテルを貼られる危険もあります。
新しい興味の対象を見つける
人一倍強い感情エネルギーを上手に発散する方法を身に付けましょう。恋愛に敗れたのなら、前の恋人を忘れるために新しい恋をするのが何よりの特効薬。とはいっても、お手軽な恋は苦手な蠍座ですから、色恋以外に熱中できるものも確保すべき。仕事でも趣味でもかまいませんが、思いきって新しいことを始めてみるのが効果的です。持ち前の探究心を発揮して、夢中になって新しい知識を吸収していくうちに、悩みを忘れて人生が新しく開けていくはずです。
射手座(11/23~12/21)
根っからの楽天主義のため
知らず知らずに反感をかってしまう
射手座にとって鬼門となるのは伝統的な上下関係。無意識のうちに先輩にタメ口をきいてしまい、組織の秩序を乱す異端児というレッテルを貼られることも。先輩自身はあなたのことをかわいがっていても、気まじめな同期からの嫉妬をかう恐れが大いにあります。
また、根っからの楽天主義のため、人の痛みに鈍感な面があります。そのため、落ち込んでいる人をなぐさめようとして、ますます落ち込ませる結果になりがちです。
最悪の事態の可能性も頭の片隅に
あなたにとってはくだらないと感じられる上下関係のしきたりでも、後生大事に考えている人が多いのですから、ある程度は妥協して。また、人生は晴れの日ばかりではないことを知っておきましょう。うまくいかないときこそ人間の真価が問われます。途中で投げ出さずに逆境をクリアすれば人間的にも一回り大きく成長できます。失意の友人がいたら、無理して励まそうとせず、聞き役に徹すること。人は自分の話に真剣に耳を傾けてくれる相手に心を開くものです。
山羊座(12/22~1/19)
頭の固さが災いを招く。まじめなだけではどうにもならないことも
とかく杓子定規に建前を大切にする山羊座。「決まりだから」「前例がない」なんて発言に周囲はうんざり。しかも、世間的な評価を気にするあまり羽目を外すのが絶対にいや。「あいつが来ると白ける」と、イベントの相談から仲間はずれにされることも。変化の激しい世の中、そんな硬直した態度では対応できません。気がついたら、世の中の流れからすっかり取り残され、あなたのまじめさが空回りしているなんてことも。
評価のものさしはひとつではない
山羊座にとって最も大切なのは「世間からどう評価されているか」。でも、これだけ価値観が多様化している時代では、単一のものさしで計れるものはほとんどなくなっています。
ある人にとっては最高でも、別の人にとっては最低なんてこともざら。そのことさえ悟ることができれば、あなたにとって常識はずれな人にも寛容な気持ちがもてるはず。もともと努力家でまじめな山羊座ですから、世間の流れにあわせる柔軟性さえ身に付ければ、上昇気流に乗っていけます。
水瓶座(1/20~2/18)
個性的であろうとしすぎて
ヘンな人になってしまう
人と同じが絶対にいやな水瓶座。個性的であるのを目指すのは結構なことですが、行き過ぎるとエキセントリックに。人生には個性を押し殺して団体行動をしなくてはいけないときもあります。そんなとき一人だけ目立つのは禁物。しかも、弁が立つだけに、素直に非を認めず理路整然と自分を正当化してしまいます。ただでさえ胡散臭い奴と思われているのが、屁理屈をこねる変人のレッテルを貼られてしまう結果に。
理論家の一面はときどきお休みして
団体行動を強いるような旅行などは理由をつけてパスするのが無難。どうしても参加しなくてはいけないときは、思考をストップさせて流れに身をまかせましょう。群れの一員となればそれはそれでラクなことに気がつくかも。また、世間の人は理屈だけで動いていないことを理解してましょう。人の心の動きを探ることであなたの人間的魅力がより深くなっていきます。特に、恋愛関係では理屈をお休みして感情を前面に出すことを心がけましょう。
魚座(2/19~3/20)
悲劇の主人公役に酔いしれて自ら落とし穴へ沈んでいく
感情の起伏が激しいため、ふつうの人にとっては些細なことが人生最大の悲劇と化します。涙の海に溺れて、悲劇の主人公をきどっているうちに、そこから抜け出せなくなることも。他人に話しても同情されず、かえってうざったい奴と思われるのがオチ。そうなると、ますます世間に背を向けて現実逃避してしまいます。行くところまで行くと、まともな社会生活もできなってしまう危険があります。
現実に立ち向かう勇気を持って
涙を拭いてしっかりと現実を見つめましょう。つらいのはあなただけではないし、もっと逆境でもくじけない人がたくさんいます。人を頼らず、自分の足で立つことを覚えましょう。もともと豊かな感受性を持っているのですから、自己憐憫ではなく、アートや社会活動に向ければ成功の可能性大。現実をしっかり見据えて、社会に対して自分が何をできるか、ささやかなことから始めましょう。認められることで自信がつき、悲劇の主人公から頼られる存在へと変貌していけます。