星は伝えています。過去の自分を許し、囚われから自由になりましょう。罪の意識から解放され、人と比較することなく、かけがえのない自分を愛せるようになります。こうした心の状態を得るには星座ごとに12の方法あります。それぞれに考えてみましょう。
牡羊座(3/21~4/19)
敗北を認めることができず、
自責の念を抱えてしまう
「あの人には勝てなかった」という敗北感。それがあなたのトラウマとなっています。いつもトップの座を手にすることを自分に課しているため、誰かにその座を譲ってしまうと、くやしくてたまらないのです。そして、自分の何が至らなかったのか、くよくよ考えます。あなたはベストを尽くしたのに、ほんのちょっとそれを上回る人がいただけで、自分を責めてしまうのです。ストイックで努力を惜しまない性格のため、「トップに立てない自分」は許せないのです。
すべてのジャンルで勝とうとしない
人間はそれぞれ個性があります。ある部分では秀でていても、ある部分は劣っているというのは当然です。すべてのジャンルであらゆる人を超越するという人は現実には存在しません。だからあなたも、いつも勝とうとする必要はないのです。短距離走でトップを狙うなら、マラソンの優勝はあきらめるのです。そして、「これだけは誰にも負けない」という得意分野を作り、心から精進すれば、他のことで負けたトラウマはどうでもよくなってきます。
牡牛座(4/20~5/20)
もっと愛されたかったという
渇望感に苦しみ、殻に閉じこもる
「私は十分には満たされていない」という渇望感が、いつまでもあなたを苦しめます。たとえば、「親が私をもっと愛してくれていたら」「恋人がもっと私のことを大切にしてくれていたら」など。たっぷりの愛情を注ぐあなたには、自分が受け取れなかった愛情についてはとても敏感なのです。そして、いくら愛しても傷つくだけだという恐れを抱くようになり、自分の殻に閉じこもってしまいます。そうなると、今、受け取れるべき愛情を拒絶することになりかねません。
ありのままの自分でいるだけでいい
あなたはすでに完全な存在なのです。愛されている自分に価値を置くのではなく、ありのままの自分でいるだけで、何も欠けている部分はないことに気づきましょう。誰もあなたの完全性を奪うことはできません。まず、自分を愛するようになれば、自然と人もあなたを愛するようになります。そして、過去は過去、現在は現在として割り切って前に進むことも必要です。過去を変えることは不可能ですが、現在は変えられます。その結果、未来も大きく変わってくるのです。
双子座(5/21~6/21)
「もっとうまくいったのでは」と考え、
失われた可能性にこだわってしまう
頭の回転がスピーディーなあなたは。次々と変わる状況に柔軟に対応できる能力の持ち主です。「これをしたら、こうなる」と次の展開を予測し、適切な行動を取ろうとします。しかし、シミュレーションの緻密さゆえに「あのときああしていれば、こうなったはずなのに」という後悔の念も人一倍持ちやすいのです。果たせなかった可能性の数々に思いを馳せるたび、今とは違ったもっとすばらしい人生があったのではないかという、居心地の悪い気持ちにとらわれてしまうのです。
起こったことは、すべてベストだった
タイムマシンにでも乗らない限り、過去の別の可能性の人生を生きることはできません。選択をやり直すことができないのですから「あのときああしていれば」と考えるのはエネルギーの無駄遣いです。「この次、同じような状況になったらこっちを選んでみよう」と考え直すこと。そして、過去の選択は決して間違いでなく、そのときどきにベストの選択をしてきたからこそ、今の自分があると認識を変えましょう。自分が選んだ道が正しかったことは、これからの生き方で証明できます。
蟹座(6/22~7/22)
うまくいかなかった恋の痛みから
新しい恋をシャットアウトしてしまう
「私は愛されなかった」という、満たされなかい思いに苦しむことがよくあります。あふれるほどの愛情を注いだのに、相手からの反応が期待外れだったという苦い思いです。あるいは、愛情の示し方を変えていたら、展開が違っていたのではないかと考えます。そんなことをくよくよ悩むのは、新しい恋の到来を阻害するようなもの。知らず知らずのうちに「愛してほしい」光線を出してしまい、男性から引かれてしまうのです。「この人を満足させるのは、かなり大変そうだ」と。
一人でも心楽しく生きる道を選ぶ
自分が不完全で、誰かがその欠落した部分を埋めてくれると考えている限り、人生はうまくいきません。人間は、誰かを満たすために生きているわけではありませんから。「私が彼を幸せにしてあげる」「彼に私を幸せにしてほしい」といったお決まりのフレーズを封印して、一人でも心満たされて生きる道を選びましょう。逆説的ですが、一人であることをくよくよ悩まず、それはそれで楽しいと割り切って前向きに生きているあなたに、男性は好意を寄せるものです。
獅子座(7/23~8/22)
理想と現実のへだたりに悩み、
自暴自棄に陥り、さらに低迷する
「私は正当な評価を受けていない」と憤りを感じるあなた。「私はこんな平凡でつまらない場所にいる人間じゃないのに」と、まだ見ぬ世界を夢見て、現実の生活がおろそかになります。そんな調子で目の前の仕事にも本腰が入らず、そのことを注意されると反省するどころか、「この人には、本当の私をわからない」と批判に耳を傾けません。あまりにも大きすぎるファンタジーと小さな現実のへだたりが大きすぎて、日常生活をなごやかに送ることができなくなっているのです。
まずは生活に小さな変化を起こす
あらゆることは、小さな変化から始まります。家の中にじっと座って待っていれば、馬車が迎えに来て、舞踏会につれていってくれるのはおとぎ話の中だけです。それに、シンデレラだって家の掃除や洗濯など家事はきっちりこなしていたはずです。人生を変えたければ、日常生活のこまごましたことから始めましょう。たとえば、おざなりな食事ではなく丁寧な料理を作る。心をこめて掃除をする。「今、ここ」にすべてを集中する、その積み重ねが、あなたにドラマチックな変化をもたらすのです。
乙女座(8/23~9/22)
目標をすべて達成しようとして、
理不尽な思いを抱いてしまう
目標を立てて、着々と進むことに大きな満足感を抱くあなた。でも、世の中にはハプニングがつきものです。ある学校に入りたい、賞を取りたいと、一生懸命努力しても、必ずしも努力に比例して報われるわけではありません。さぼっていた人がただラッキーなだけで合格して、がんばっていた人が、たまたまその日不調だったから失敗することだってよくあります。こんな理不尽なことがあっていいのだろうかと憤慨するマイナスの気持ちが、人生の発展を阻害します。
予測していたより、いいことも起こる
起こることはすべて正しいと割り切ること。人生があなたの台本通り進んだとしたら、ある程度の満足は得られますが、それ以上の喜びはなくなります。一見、失敗だったり、不本意な結果に終わったとしても、それが、予測していたものよりも大きな幸運をもたらすことだってあるのです。たとえば第一志望の大学に落ちたとき。実は、運命の出会いが待ち受けている別の大学に入るように天の計らいなのかもしれません。だから、何が起こっても大丈夫だと安心しましょう。
天秤座(9/23~10/23)
人生のスムーズな進行が阻害されると
自分を責めて後悔の念にとらわれる
人生のバランスが崩れて、ゆがみが生じると、あなたは耐えられません。美しく整えなくてはいけないという義務感から、心が乱れます。たとえば、人の都合によって振り回されたとき。気が進まないのなら、断ればいいのですが、気を悪くされるかもしれないという遠慮から、あいまいな態度で接しているうち、どんどん深みにはまっていくというパターン。そのときはにこやかに終わったものの、後になって、ノーと言えない自分が情けなくなり、エネルギーを浪費したと後悔します。
感情を素直に表現するレッスンを
どっちつかずの優柔不断と考えると、自己嫌悪に陥りますが、あなたはいつも中庸の道を選んでいるのだと考えてください。人間関係の問題は答がないもののほうが多いのです。あいまいなものはあいまいなままにしておきましょう。そして、人の反応に一喜一憂せず、悠然としていればいいのです。すべての人に気に入ってもらうのは無理です。その時の感情が、イエスと答えたら、イエスと答えればいいのです。なんとなくいやな気持がすれば、ノーと言えばいいのです。
蠍座(10/24~11/22)
満たされない思いに翻弄され
不完全燃焼に悩む日々を送る
過去の満たされたい思いをあなたはずっと抱えていきています。もっと愛されたかったのに、充分な愛が与えられなかったという魂の叫び。あるいは、このまま自分は運命の相手と出会わないでむなしい一生を送るのではないかという恐れ。あなたの期待が大きすぎて、現実がついていかず、苦い失望だけが残ります。そして、エネルギーがうまく流れず、不完全燃焼な感覚を常に抱き、生きているのに本当に生きていない、仮の姿で世渡りをしているような感覚になってしまうのです。
自分の力で人生を変えられることに気づく
ある日、彗星のようにあなたの人生を変える出会いがあり、ドラマチックな展開が起こることを夢見るのは、もうやめましょう。あなたの人生を変える権利を持っているのは、あなただけです。変えようとさえ決意すれば、今日からだって変えられます。好物メニューを食卓に並べ、値段を気にせず好きな洋服を買ってみましょう。そんな小さいけれど確実な喜びを重ねていくうちに、妥協を強いていたのは実は自分自身だったことに気づくはずです。
射手座(11/23~12/21)
自由が制限されるという恐怖から
暴走が止まらなくなってしまう
平凡で判で押したような同じような毎日が続くと、あなたの心はざわざわと波立ちます。普通の人なら、おだやかで変わりない日常で心の平安を得るのですが、あなたの場合は逆。決まり切ったことを繰り返しているうちに、借り物の人生を生きているような無力感にとらわれます。そして、閉塞感を打ち破るために、わざとルール破りをしたり、夜通し飲むなど過激な行動に出るのですが、それで心が落ち着くかというと、正反対。ますます心は乱れていく一方なのです。
エネルギーを放出する道を作る
内なるエネルギーが向かう先を設定しましょう。無謀な方向に流れるのではなく、建設的な方向に向けるのです。たとえば、同じことの繰り返しがいやになってしまうのは、あなたが創造性に恵まれているから。芸術家でなくても、日常生活の中で創造性を発揮する機会はけっこうあるものです。そしてそれは人と衝突する必要もなく、平和的に発揮できる場もあるはずです。円満な人生なんて、つまらないと思わず、背後にあるドラマを読み取り、心から味わってみましょう。
山羊座(12/22~1/19)
高く評価されたいと願うあまり、
自分の限界を認めることができない
あなたにとって、人生は常に充実して、人から高い評価を受けるものでなくてはなりません。人はそれを「向上心」と呼ぶので、あなたはそこに疑問を感じることなく、キャリアアップに余念のない企業戦士のような生き方を目指します。うまくいっているときはそれでいいのですが、激しい競争社会では、常に勝ち続けることは不可能です。自分の敗北を認めなくてはいけないとき、あるいは、自分の限界を突き付けられると、あなたは深いむなしさを感じます。
自分を満たすことから始めよう
空虚な自分を満たすために、外に求めても失望するだけです。まわりの人々はあなたの描いたシナリオを演じる役者ではないのですから。まずは、日常生活の中でできる、自分を幸せにすることを実行してみましょう。温かいお風呂に入ることでもいいし、緑の中を散歩したり、好みの洋服を、値段を気にせず買うといったことをスタートします。そうして自分を満たしていくのは、案外簡単で、そのうち評価を求めない生き方ができるようになります。
水瓶座(1/20~2/18)
個性を封印されたと感じると、
現実生活から逃避してしまう
平凡な日常生活が続くと、人生のむなしさを感じます。もっと波乱万丈で、息もつけないようなエキサイティングな人生を送るはずなのに、満員電車に揺られて毎日同じ場所に通いう毎日。自分は何のために生きているかわからなくなり、何とかしてでも脱出しようとします。いきなり辞表を出すといった過激な行動にでなくても、頭の中で自由に空想を広げ、目の前の仕事がおろそかになりことも。その結果、ますます現実との距離が広がり、生きづらさを感じます。
平凡さの中にこそドラマがある
歴史に残るような偉人でも、24時間、派手なドラマを生きているわけではありません。むしろ、ある一つのことを成し遂げたら、淡々と日常生活を送っているものです。「私は何も成し遂げていないのに、ひっこんでいられない」と思わないでください。日常生活を充実させた延長線上に、時期が熟せば、ドラマが起こります。まずは与えられた状況の中で、目の前のことに集中してください。「今、ここ」を意識することで、平凡な日常の色彩がまったく違ったものになるはずです。
魚座(2/19~3/20)
人間関係に対する期待が大きすぎて
十分に愛されていないと感じる
あなたが人生にむなしさを感じるのは、人間関係が希薄だと感じるとき。人との温かいつながりこそ、あなたの心を満たすのです。もし恋に落ちていたら、あなたは決してむなしさを感じることはなく、人生は光り輝くことしょう。でも、そんなに都合よく恋人候補が出現することはめったにありませんし、実際に恋人同士になったとしても、「私のことをわかってくれない」と、シングルでいたときよりも、さらにさびしい思いをかみしめることもよくあるのです。
人は人と、割り切ると楽になる
自分のむなしさを埋める役割を外に求めている限りは、あなたは決して満たされません。他人はあなたのために存在しているわけではないのですから。結局、人は一人で生きて、一人で死んでいくものです。そんなふうに考えるのは、さびしいと感じるでしょうが、宗教の偉人が達した結論は、そうした突き抜けた孤独感なのです。人は別々の存在だからこそ、わかりあえる奇跡のような瞬間に価値があります。わかりあえないという前提で生きると、ぐっと楽になります。