人間、誰にだって、スランプはあります。そうした逆境の時を、いかに上手に乗り切ることができるかで、どれだけ実りの多い人生を生きることができるか決まってきます。
今回は、あなたが人生の「勝ち組」に入るための、ささやかな星からのアドバイス。
あなたの弱点と、その克服の方法の二部構成でまとめてみました。
牡羊座（３／２１～４／１９）
打たれ強い性格でも、自信を喪失したり、
人から誤解されてスランプ状態に
いつも元気でスランプとは無縁のような牡羊座ですが、トラブルが続くとさすがの楽天的な性格もまいってしまいます。また、人より目立っていたい、トップになりたいという上昇志向が強いため、二番手、三番手になることが続くと心穏やかではありません。「もしかして私ってダメなのかも」と疑心暗鬼になると、もともとスランプ状態に不慣れなため、かなり引きずってしまうこともあるでしょう。
人間関係のトラブルからスランプに陥ることもけっこうあります。あなたの子供っぽい正義感や猪突猛進の行動が、一部の人から誤解され「ジコチュー」「がさつ」と非難されることも。自分は人気者だと思っているあなたにとってはショックです。
思いきり体を動かすことで気分転換を
スポーツクラブで汗を流したり、ジョギングやテニスなどアウトドアスポーツに打ち込んでみましょう。そんなヒマがないというのなら、自宅でダンベル体操を。体を動かしてエネルギーを発散しているうちに、牡羊座が本来持っていたエネルギーがよみがえります。
「自分はこんなことでへこたれる人間じゃない」とパワーがみなぎってくるはずです。
牡牛座（４／２０～５／２０）
強固な意志が災いしてスランプを招く。
衝動買いや過食はぐっとガマンして
いつもマイペースの牡牛座ですから、ちょっとやそっとのことで落ち込んだりしません。
しかし、それだからこそ、いったん落ち込むと底なし沼に転落する危険も。何ごとも「こうあるべき」と考える固定観念の強さも、自分の思い通りにことが進まなかった場合にスランプを招きがちですし、さらに「自分は悪くないのに」という頑固な思い込みが事態をますます深刻なものにしてしまいがちです。
牡牛座の場合、ストレスから衝動買い過食に走りがち。ふだんとは別人のように散財したり、食べものを詰め込みます。そして、ふと冷静になったとき「どうしてこんなものを買ったんだろう」「体重オーバーになってしまった」とますます落ち込みます。
生活空間を美しく彩って心をいやす
居心地のいい空間にいるのが何より好きな牡牛座ですから、気持ちがふさぐときは、努めてそうした環境作りを心がけましょう。好きな花を飾ったり、ていねいにいれた紅茶を味わうだけでも、心が満たされてくるものです。お気に入りのものに囲まれる時間をもつことでスランプから脱出できることでしょう。
双子座（５／２１～６／２１）
ささいな落ち込みからはすぐ立ち直れても
人生を考え始めると深刻なスランプに
立ち直りの早さでは12星座一の双子座。いったん落ち込んでも、翌日になれば何もなかったかのようにケロリとしていることでしょう。
とは言え、深刻なスランプに襲われることもなきにしもあらず。表面上は軽いお調子者に見られるものの、内面では深刻な葛藤を抱えていることがあるからです。日常的なトラブルは軽くいなせても「このままでいいのだろうか」「私の人生の目的は」など根本的な悩みにとりつかれると、けっこう重症なスランプ状態になることも。
いつもとは違うシリアスな行動をとってみる
流行のお店に行ったり、ショッピングを楽しむなど、その場限りの気分転換でスランプから脱出するのはけっこう得意です。ただし、そうしたお手軽な手段を繰り返していても、あなたの根本的な悩みは解決しません。一度、徹底的に悩んでみるのも人生にとってはかなり有意義です。たとえば、この機会に哲学や宗教の本を手にとってみましょう。友人とはいつもの軽い話題とは一味違うテーマで話し合ってみる。いつものあなたらしくない行動パターンをとってみることで、人生の新たな局面がひらけていくことでしょう。
蟹座（６／２２～７／２２）
感情的なアップダウンが激しく
対人関係で傷ついてスランプに
理性より感情を優先させる蟹座は、喜怒哀楽が激しく、スランプに陥ることもしょっちゅう。原因は対人関係場合が大半です。もともと世話好きなのに、相手が感謝してくれるどころか、ありがためいわくの顔をされると、激しく動揺してしまいます。特に好意をもっている相手にないがしろにされると、まるで自分の人格を否定されたように傷つきます。
人のために何かをすることで癒される
手っ取り早いスランプ脱出法としては、おいしい食事を楽しむこと。料理好きなら、新しいメニューに挑戦してみるのもいいでしょう。でも、せっかく作ったからあの人にも食べさせてあげたいと、親切の押し売りにならないように。
それでも、人のために何かをしてあげることが蟹座にとっての最高の喜びです。ボランティア活動など、本当に助けを必要としている人に何かしてあげられないかを考えましょう。代償を求めず、自分のほうこそ世話をさせてもらっていると思って活動できれば、スランプを感じることなどなくなるでしょう。
獅子座（７／２３～８／２２）
自意識が強いため、他人からのマイナス評価に
耐えられず、とことん落ち込んでしまいがち
堂々としているようで内心では他人からの評価を気にしている獅子座にとって、他人からの中傷や悪口ほど傷つくものはありません。人から抜きん出た特別の存在であることに生きがいを感じているのに、仕事で失敗したり、かっこ悪い面を人に見られて「私ってダメなのかも」と思い始めると、自分の存在基盤が揺らぎ、落ちるところまで落ちてしまいます。なまじプライドが高いだけに、友達に相談したり慰めてもらうのも苦手。一人で悶々と悩み、スランプ状態が続きます。
本当の自分をさらけ出せる場を確保して
寂しがり屋で甘えん坊というあなたの一面を解放させるのがスランプを解消する近道です。情けない姿もさらけだせる友人を作りましょう。ふだん面倒見のいいあなたのことですから、喜んで手を差し伸べてくれる人がいるはずです。
どうしてもプライドが許さないというのなら、占いやカウンセリングなど、第三者に悩みを打ち明けるという手も。王者にたとえられる獅子座ですが、王座に座りつづけるのはけっこう孤独。どこかで息抜きが必要です。
乙女座（８／２３～９／２２）
完璧主義のあまり、ささいなことで落ち込み、
悪いほうへと考える悲観主義が拍車をかける
もともと繊細で傷つきやすい乙女座ですから、ささいなことが原因でスランプに陥ることはしょっちゅうです。しかも、なにごとも完璧にこなそうと無理めの要求水準を掲げるため、少しでもうまくいかないと自分を責めてしまいます。
感情を表に出すのがあまり好きではないため、人知れず落ち込むことが多いでしょう。
想像力豊かなのが災いして、ものごとを悪いほうへ悪いほうへと考えてしまうのもよくない傾向です。
肩の力を抜いて、結果に完璧を求めないこと
スランプから脱出するには、まず現状を曇りのない目で把握すること。世の中にはトラブルがつきもので、自分の思い通りにいかないことのほうが多いはず。生死に関わることならともかく、計画が完璧に遂行されなかったからといって大勢に影響はありません。ハプニングが起こるからこそ人生はおもしろいと思えるようになれば、しめたもの。努力家という美点は持ち続けて、結果にはあまりこだわらないようにすればスランプとも無縁でいられます。あなたが多少手を抜いても、他の人たちのレベルからすれば、きっちりしたものなのですから。
天秤座（９／２３～１０／２３）
ノーと言えない礼儀正しさが災いして、
居心地の悪い環境を強いられスランプ状態に
バランスのとれた人生がモットーの天秤座は、それほど激しいスランプ状態に陥ることはあまりないはず。
それでも、落ち着いた環境を乱されると「世の中の人は、なんてがさつで無神経なんだ！」
とひどくいやな気分になってしまいます。礼儀正しく、気配りができるのがアダとなって、イヤなことをイヤと言えません。気がつくと、天秤座の最も苦手とする居心地の悪い状況を強いられて、思うように能力を発揮できないスランプ状態が続く危険もあります。
部屋の模様替えやショッピングで気分転換を
周囲に気兼ねばかりしていては、いくら情緒が安定している天秤座でもまいってしまいます。八方美人になろうとせず、これだけは譲れないというラインをはっきりさせましょう。これでスランプの原因となっている不快な状況はかなり改善されるはずです。
また、部屋の模様替えをしたり、ワードロープをチェックして新しい服を買うなど、天秤座のセンスを発揮してみましょう。いやなことを忘れて、またがんばろうという意欲が湧いてきます。
蠍座（１０／２４～１１／２２）
周囲と適当に合わせることができず、
人間関係の軋轢からスランプに
内に秘めた情熱は12星座一強い蠍座。辛抱強く、人生と真正面から向き合おうとしますが、そうした真摯な態度がからまわりし始めると、スランプ状態に陥ります。
原因としてもっとも多いのが、人間関係。ひとりでコツコツとやる分にはいいのですが、チームで進めるプロジェクトとなると、あなたのエネルギーが突出するのです。あなたにとっては周りの人はやる気がないと感じられ、周囲はあなたのことをがんばりすぎと思います。しかもあなたの妥協を許さない態度が事態を悪化させることに。チームワークが乱れると、思うような業績が上がらず、あなたはますますスランプ状態に陥ってしまいます。
肩の力を抜いて、今日の疲れを明日に持ち越さない
もともと蠍座は変化に柔軟に対応できる能力の高い星座です。目標を達成することばかりに気をとられなければ、周囲ともうまく協調できるはずです。たとえその日は中途半端で終わったとしても、明日、新たなスタートを切ればいいのです。ひとつのことにとらわれず、自由時間には180度違ったことをしてみましょう。スポーツやカラオケなど、頭をからっぽにできる活動で、気分をリフレッシュすれば、スランプもそう長く続きません。
射手座（１１／２３～１２／２１）
人生の目的に悩み始めると
いつもの元気がなくなりスランプに
天空に向かって放たれた矢にたとえられることが多い射手座ですが、ときとして失速し、地上に落ちてしまうことがあります。
ひとつのことにじっくり取り組むというより、興味のおもむくままに行動する飽きっぽさが災いして、どれもモノにならないことも。そのうち「これも違う、あれも違う、いったい私の求めているものはどこにあるのか」と悩む時期がくることでしょう。いったん疑問を抱くと、いつもの元気はどこへやら、スランプ状態が続きます。
毎日の小さな目標を立て、クリアしていく
射手座は目的に向かってまっすぐに進むタイプです。どんなにスランプ状態に陥っても、自分はこれをやるべきという方向性が定まれば、元気を取り戻します。手っ取り早い手段としては、一日ごとに小さな目標を立てること。ともかくその日に成すべきことを設定し、着実にこなしていくことで自信を取り戻せます。遠大な目標ではなく「仕事場の整理」「お礼状を書く」など先延ばしにしていたことを消化していきます。旅行の計画を立てるのもいいでしょう。とたんに元気になり、情報収集や準備に取り掛かり、スランプなんて忘れてしまいます。
山羊座（１２／２２～１／１９）
まじめで努力家なのが裏目に出て
スランプ状態が長引いてしまいがち
忍耐強い山羊座にとって、スランプ状態はめったにないはず。どんな困難があっても着実に乗越えていく強さがあるためです。
そんな山羊座のウィークポイントは、新しいことに対応すること。引越しや配置転換で環境が急に変わると、本来の力が発揮できずスランプ状態に陥ることがよくあります。これまでのやり方を続けようとして、周囲と衝突すると、なおさら落ち込みます。山羊座の場合、根がまじめなために、たとえスランプに陥っていてもそれを認めず、ふだんと同じようにがんばってしまいます。
今まで抑えていたものを解放してみる
調子が悪いと思ったら、もっと自分を甘やかしても大丈夫です。ちょっと高価かなとためらっていたものを買ったり、これまで時間の無駄だと退けていた遊びに興じてみましょう。これまでの自分の殻を打ち破ることで、スランプ脱出の糸口が見えてきます。また自分にも弱いところがあることを認め、「これはこうすべき」という固定観念を弱めるだけでも、けっこう気持ちがラクになるはずです。
水瓶座（１／２０～２／１８）
外から求められる役割と、内面の欲求に
ギャップが生じるとスランプ状態に
単調な毎日が続くと「本当の自分はこれでいいのだろうか」と悩む水瓶座。既成概念にとらわれないので、職場や学校などでは枠からはみ出してしまいます。体制に順応したほうがラクなことは頭の中でわかっていても、自分の個性を消してしまうことはできません。
外から求められる役割や義務と内面の欲求のギャップに悩み、スランプに陥ります。
べたべたした人間関係が嫌いなので、仲間意識で乗り切ることもできず、一人で悶々とすることが多いでしょう。
単調な仕事にも創意工夫をプラスしてみる
スランプになったからと辞めてしまうことは簡単です。でもまた新しいところでは新人としてスタートし、単調な仕事が割り振られるはずです。
まずは今与えられている仕事を完璧にマスターし、その上であなたらしい創意工夫を提案してみましょう。最新のテクノロジーにも強いのが水瓶座ですから、新しい方法を開発すれば周囲から一目置かれる存在になるはずです。そうなると単調だった仕事も興味あるプロジェクトに変わっていきます。一定の時期さえ乗り切れば、新しい局面が開けることを信じて、日々の業務に取り組んでください。
魚座（２／１９～３／２０）
感情の起伏が激しく、小さなことを
くよくよ悩んでスランプに
繊細で傷つきやすい魚座は、ささいなことでもスランプに陥る原因となってしまいます。
周囲からのちょっとした叱責にも敏感に反応して、自分はもうだめだと思い込んでしまいがちです。その反面、ほめられると舞い上がって、人一倍努力する面も。
そうしたあなたの性格を理解して、気を使ってくれる環境ならいいのですが、世の中そう甘くありません。成長するためには傷つくことに慣れることが必要です。
基本的な生活習慣から見直す
魚座のスランプは生活の乱れに直結します。朝はぎりぎりまで寝て、遅刻すれすれ。食欲がないので栄養不足で、体力もなく、頭の回転もにぶい。現実逃避のためアルコールに溺れ、部屋は散らかし放題。それでまた仕事がうまくいかず、ますますスランプがひどくなってしまいます。
悪循環を断ち切るためには、基本的な生活習慣をきっちりさせることです。朝はゆとりをもって起き、栄養バランスのとれた食事をとる。仕事の下準備は前日の夜に終わらせる。
これだけでも自信がついて、前向きに取り組めるようになります。