仕事運 ここ一番で力を出し切る方法

仕事運

 ここ一番という時に、実力を発揮できない人がいます。でも、そうした悪癖は、乗り越えられるはず。まず、あなたの失敗のパターンを分析し、自信を持てるように意識を変えていきましょう。星座の知恵がお手伝いします。

牡羊座(3/21~4/19)

追い詰められることでエネルギー噴出。
成功体験にいい気になっていると、大失敗が

 本番にはけっこう強いタイプ。土壇場に追い詰められると思わぬ力が湧いてきて、出たとこ勝負でうまく切り抜けられます。ただし、いつもそんなにうまくいくとは限りません。
 根拠のない自信をふりかざして、十分な準備をしないまま本番に突入し、見事に玉砕ということも。深く反省することなく、「次は大丈夫だろうと」と同じ失敗を繰り返すパターンに。失敗から学ぶという姿勢を身につけない限り、安定した実力を発揮することはむずかしいでしょう。

スケジュール表を作成して、地道な準備を

 前例のないプロジェクトに物怖じせず飛び込んでいけるのはあなたの最大の長所ですが、一か八かの勝負に出るのはほどほどに。まずは、本番までの日数を計算して、計画を立てること。スケジュール表を作っているだけで意欲がわき、一夜漬けの事態を避けられます。
 本番では、自分勝手な解釈で一気に突っ走るのは絶対にNG。筆記試験で問題をよく読まずに答を書くようなものです。はやる気持ちを抑え、ゆっくりと呼吸して気持ちを落ち着けてから取りかかる習慣を心がけましょう。

牡牛座(4/20~5/20)

準備にこだわり過ぎて、本番でがちがちに。
見切り発車しながらテンポよく進めよう

 慎重派のあなたは、念には念を入れて万全な準備を整えようとします。それはとても立派なことですが、ときとして「完璧ではないから、今年はやめておこう」とチャンスを先送りしてしまうことも。
 いざ本番に臨んだときも、「これだけ準備したのだから、好成績が残せるに違いない」と自分にプレッシャーをかけて自爆します。
 最初の1本のつまづきが大きく尾を引くのも悪い傾向。いくらでも挽回可能なのに「もうだめだと」自ら試合放棄して、さんざんな結果に終わってしまいます。

時間配分を常に考えて、失敗を引きずらない

 いい意味での「いい加減さ」を身につけましょう。人生には、見切り発車も必要です。100点満点を取らなくても、7~8割できればそれでいいと思えば肩の力も抜けます。
 そして、本番では時間配分を考えることが成功の秘訣。最初の関門につまづいていたずらに時間を無駄にするのではなく、全体を見渡して、「ここで何分」というように大雑把な時間割を組んでおくと、バランスよくこなしていけます。
 大局をつかむ視点さえあれば、突然のハプニングにフリーズすることがなくなります。

双子座(5/21~6/21)

適当に妥協してベストな結果が出せない。
長期的なスパンを見据え、モチベーションをアップ

 なまじ器用なだけに中途半端に終わりがち。実力はあるのに、「ま、こんなものでいいか」と妥協して、手を打ってしまいます。
 予想外のハプニングが起こっても、持ち前の柔軟性で上手に対応できますが、地道に積み上げるのは苦手。誰もが目を見張るような結果を残すためには、人知れず真摯な努力を重ねることが必要です。
 平均点さえクリアすればいいと安易に構えていては、課題を乗り越えるプロセスを経て成長するチャンスを失うことになっているのに気付きましょう。

目的意識をしっかり持ち、理想の生き方を目指す

 ことさら興味のないことを義務感からやっているようでは、不器用でも真摯に頑張ってきた人には結果的に負けてしまいます。
 まずは、当面の目標をクリアすることが人生の中でどういう意味を持つかを確認しましょう。それができれば、与えられたチャンスを確実にこなし、次につなげていこうと意欲が持てるようになります。
 目指すのは、10年後、20年後に理想の生き方を実現すること。そのために今できることは何かを考えれば、持てる能力をフルに活用できます。

蟹座(6/22~7/22)

感情の乱れから、せっかくの努力が水の泡に。
周囲に惑わされることなく、自分と向き合う

 気分にムラがあるので、調子のいいときに当たれば、実力以上の結果を残すことができます。反対に不調のときは本来の実力を発揮できずに終わることも。特に、感情的な問題を引きずってしまうと思わぬ失敗をしがちです。
 そのくせ、言い訳だけは超一流で「なぜ私はだめだったか」を長々と説明して人をうんざりさせます。
 言い訳するヒマがあったら次の機会に備えるべきなのに、「それは大変だったわね」「次は大丈夫よ」といった承認や励ましの言葉をかけてもらわないと納得できないです。

本番前は心穏やかに過ごす環境作りを

 人からほめられるためではなく、自分のために頑張るんだという原点に立ち戻り、余計なことは考えないようにしましょう。
 仲間意識も大切ですが、最終的に頼れるのは自分だけであり、結果を丸ごと受け止める覚悟を。たとえチームのために頑張らなくてはいけない状況でも、あくまでも自分のためと割り切って考えること。
 そして、本番前は心穏やかに過ごすために、ひとりで静かに過ごしましょう。自分の内面だけを見つめる静かな時間が感情の安定に役立ちます。

獅子座(7/23~8/22)

大きな結果を求め過ぎて、細部の詰めが甘い。
無理に背伸びして本番にのぞむのはやめよう

 もともと注目を集めることが得意なあなたは、大舞台であればあるほど実力を発揮します。
 しかし、ひとたび歯車が狂うとあっけなく崩壊してしまうもろさがあります。なまじプライドが高いために、出だしでちょっとつまづいただけでも大パニックに。「本当の私はこんなミスはしないのに」とあせり、ミスを取り戻そうと肩に力が入りすぎて、さらにミスを重ねます。
 大げさな演出ばかり考えて細部までのフォローができていないため、そこを突っ込まれるとさらに頭に血が上ります。

自分の限界を認めれば失敗することは少ない

 持てる力をあますところなく発揮するためには、自分の限界を認めることも必要です。
 実際以上に自分をよく見せようとすると、失敗しやすいもの。あなたより実力が上の人の存在を意識的に抹殺するのもやめ、目標にするぐらいの謙虚な気持ちを持ちましょう。
 そして、本番に臨むときは、ファッションやメークを完璧に。スタイル重視のあなたは、どこか気になる部分があると集中できなくなります。時間をかけて身だしなみを整え「これが私の最高の姿」と確信して本番を迎えましょう。

乙女座(8/23~9/22)

失敗を恐れる気持ちが強過ぎて萎縮。
開き直って結果を受け入れる覚悟を。

 入念な準備を重ねるものの、いざ本番ではすべてを発揮できず不完全燃焼になってしまうタイプ。
 本番前に「失敗したらどうしよう」と緊張してしまうのが原因。そして、出だしでつまづくと一気に崩れてしまうのは完璧主義者の陥りやすい悪いパターンです。
 しかも終わったあと、気持ちを切り替えることができず、努力が無駄になったと考えて一気に落ち込んでしまいます。
「ああすればよかった、こうすればよかった」と過ぎてしまったことをリアルにシミュレーションして、くよくよ悩んでしまいます。

緊張をやわらげる自分なりの方法を開発

 あなたにとって必要なのは、いい意味での開き直りです。「失敗しても命を取られるわけではない」と唱えてみましょう。
「これをすれば気分が落ち着く」という自分なりの方法を編み出しておくと、あがり症はかなり克服できます。ヨガやストレッチなどで呼吸法を学んでみたり、好きな香りのアロマオイルをハンカチにつけて持参するのもいい方法です。
 そして、100点を基準にミスをマイナスしていくのではなく、0点をスタートにして加算法で考える習慣を。

天秤座(9/23~10/23)

失敗を避けようとして、平均点で終わりがち。
ときには腹を据えて勝負に出ることも必要

 人から注目される大舞台で、スマートに決めて評価を一気に上げたいと狙っています。
 しかし実際は、失敗を避けるためにここぞというところで勝負に出ることができません。そこそこの結果は残せるものの、大成功とはいえないような中途半端なことに終わりがち。
 優柔不断でとっさの判断を求められると迷ってしまうのも、かなりのマイナス要因に。とりあえず平均点はクリアしても、印象に残らない結果になり、やりとげたという充実感も得られません。

規定路線からはずれることを恐れない勇気を

 人間、ときには勝負に出ることが必要です。予定調和を求めるよりも、自分の心の声に従ったほうが正解のケースもよくあります。
 たとえば、入念に準備したスピーチ原稿が手元にあったとしても、聴衆の反応に応じて自在に話題を変えたほうが、密度の濃い内容となり印象に残ります。
 ミスを犯すことを恐れて規定路線を歩み続けるよりも、その場に求められているものに答える臨機応変な態度を。ぎこちないところがあっても、あなたの熱意は必ず結果につながります。

蠍座(10/24~11/22)

思い込みが強過ぎて、全体を見渡せない。
最終的には、運を天に任せる開き直りを

 ひとたび目標が定まれば、エネルギーは全開。ひたむきに努力して本番を迎えます。
 しかし、いざ本番となると期待したような結果が得られないことがよくあります。
 思い込みが強過ぎて「こんなに努力したのだから、成功しないとおかしい」とがちがちになってしまうのが原因。総合的な視野を問われる場面でも、自分が力を注いだジャンルにばかりこだわって、その部分は傑出していても、総合点は低くなりがち。
 期待したほどの結果は得られなかったことに失望して、挫折感を引きずる傾向も。

大切な場面だからこそリラックスして臨む

 いかにも「頑張っています」という態度を前面に出してしまうのは考えもの。生きるか死ぬかの問題ではないのですから、肩の力を抜きましょう。
 面接やスピーチなら、試験官や聴衆のようすを客観的に観察するぐらいの心のゆとりが欲しいもの。やるだけやったのなら、後は運を天に任せて大丈夫。たとえ結果が思うようなものでなくても、また次の機会があります。
 普段から意識してリラックスする習慣をつければ、大舞台でもガチガチに固まってしまうこともなくなります。

射手座(11/23~12/21)

「なんとかなる」の楽天主義で墓穴を掘る。
与えられた課題を地道にこなす実直さを

 一発勝負に強いタイプ。普段はちゃらちゃらしているのに、いざ本番となると目を見張るような活躍をすることもよくあります。
 それはあなたの大きな強みですが、そうした成功体験で図にのって手を抜いてしまうのは大きな問題。運だけで乗りきれるほど人生は甘くありません。
 あるいは、ちょっと頑張ると、努力した自分に酔って、評価なんてどうでもいいと開き直ってしまうのも考えもの。世の中をなめたような姿勢は、あなたの評価を下げてしまいます。

自分だけは特別という意識を捨てる

 まずはルールを尊重することを学びましょう。脳内で勝手に捻じ曲げるのもNGです。
 いくら素晴らしい個性の持ち主でも、傍若無人な振る舞いはご法度です。とりあえずはみんなと同じラインに並び、与えられた課題を淡々とこなすこと。それをクリアした上であなたの個性を発揮すればいいのです。
 フィギュアスケートと同じです。華やかなフリー演技が決まって金メダルをもらえるのは、規定演技を着実にこなした人。スタンドプレーだけを狙っていては、結果はついてきません。

山羊座(12/22~1/19)

好成績を出そうとして力が入り過ぎる。
自分のためにベストを尽くす気持ちを

 努力家のあなたは、本番に向けて最高の結果を出そうと頑張ります。しかし、実際にはガチガチに凝り固まって持てる実力の数割しか出せないことがありがち。
 このチャンスをものにしたいという意欲が大きすぎるため、つい肩に力が入ってしまうのです。そして、ライバル意識もプレッシャーを大きくします。
「あの人だけには負けたくない」という気持ちは、強いモチベーションとなりますが、本番では邪念となって本当の実力を発揮するのを邪魔します

本当のライバルは他人ではなく自分自身

 昇進とか評価アップなど直接的な利益を求めるのではなく、自分で自分を誉めることができるかどうかを目標にしましょう。
 あなたにとって真のライバルは自分自身。たとえどんなに評価が高くても、「もっと上を狙えたはず」という思いを抱いたなら、あなたにとって失敗です。
 ストレートに結果に直結しなくても、持てる力をすべて出し切ることができれば、成功です。本番にエネルギーを最大燃焼できれば結果は関係ないと発想を転換しましょう。

水瓶座(1/20~2/18)

強引に個性を主張しようとして墓穴を掘る。
世間一般の価値観を頭から否定しないで

 セオリー通りやればそこそこの結果が残せるのに、個性を出そうと突飛な行動に出て墓穴を掘る傾向があります。
 たとえば面接やスピーチで受けを狙って過激なジョークを飛ばして周囲を引かせてしまったり、勝負服を選んだら場違いで浮いた存在になったり。
 平凡な結果では満足しできないという志の高さがあっても、評価を下す人の頭が固ければ意味がありません。
 そして、今ひとつの結果だったのを、周りの理解力が足りないせいだと責任転嫁していては、いつまでたっても進歩がありません。

まず外見から正統派に決めてみるのも効果的

 日本の社会では「言われた通りのことをきちんとやる」人が高い評価を受けるのが現状です。まずは世間一般が支持している価値観を受け入れましょう。
「平凡」「意味がない」といったせりふは禁句。服装から変えて見るのもいい方法です。本番に備えて、誰が見ても仕立てがいいとわかるようなオーソドックスなスーツなどを用意しておくと、気持ちの面でも正統派に合わせることができます。
 それは決してあなたの個性を消すことではなく、持てる力を発揮するための手段です。

魚座(2/19~3/20)

少しでも動揺すると、一気に転落。
ポジティブ思考で乗り切る手立てを

 気持ちが揺れ動きやすいあなたは、緊張を強いられる場面が苦手。そのため、せっかく準備したことが本番でいかされません。
 特に、しょっぱなにつまづくと、一気に大崩れしてしまうのが悪い癖。たとえば、面接の試験官がちょっとでも渋い顔をすると「嫌われた」とパニックになり、その後の受け答えはしどろもどろに。結果的に不合格になってしまいます。
 本番の朝に、ぎりぎり電車に乗り遅れたり、靴紐が切れるたりしただけでも「これはダメってことだわ」と悲観してしまう気の弱さも足を引っ張ります。

精神力を鍛え、気持ちの揺れを小さくする

 ネガティブなことを考えていると往々にして実現しがち。不安な気持ちが起こったときはあえて「これまでやってきたことの結果が出せる」と自分に言い聞かせましょう。
 お守りやラッキーグッズを持つのもいいですが、じゃらじゃらと何個も持つのではなく、これぞというものに絞ること。また、日頃から感情の切り替えをスムーズにする訓練を。
 落ち込むことがあっても、くよくよしないで外出やスポーツでリフレッシュ。精神力を鍛え、感情に流されないようにすることが本番に強くなる秘訣です。