巷では、脳を鍛えるトレーニングが大流行中です。若々しい発想力や思考力を維持するためにはどうしたらいいのでしょう。ありきたりの方法ではない、あなたの星座の個性に合ったやり方があるはずです。
牡羊座(3/21~4/19)
直感に従い、次々に新しいものを生み出す。
ただし、脳の一部しか使っていない傾向が
新しいことを生み出すことにかけては、12星座一の能力の持ち主。ことさら脳を活性化しようと心がけなくても、脳は休むことなくアクティブに動いています。
人がやっていないことを一番乗りでチャレンジするのがあなたの行き方ですから、流行のものには見向きもせずオリジナルな道を歩もうとします。
ただし、情熱が持続しないため、脳内で展開されたすばらしいビジョンがなかなか現実化せず、脳もいわゆる右脳部分だけを使っていないことになりがちです。
新しい組み合わせを工夫してみよう
ゼロから物事を始めるのは大変なこと。それに対して、既存のものを組み合わせて新しいものを作り出すことは、少しの労力で最大の効果を得られます。
たとえば、新しい洋服が欲しくなったとき。上から下まで新品を買い揃えなくても、クローゼットにある洋服の組み合わせを変え、アクセサリーや小物で変化をつけることで、新しい着こなしが生まれます。
仕事や勉強でも、ゼロから始めるのではなく、すでに自分が見に付けているものをどう活かせるかを考えてみると、左脳も刺激されます。
牡牛座(4/20~5/20)
深い思考能力を持っているのに、
安逸に流れ、結論を忘れてしまう
じっくりと物事を突き詰めて考えるタイプ。だぼんやりしているように見えても、頭の中では「ああでもない、こうでもない」と思考が渦巻いています。
だから日常的に脳を活性化しているはずなのですが、考えているばかりで実行に移すのに時間がかかるのが悪い癖。せっかくいいアイデアが浮かんでも、実行を先延ばししているうちに忘却の彼方に。
変革よりも現状に安住することを選び、慣れ親しんだパターンを繰り返してばかりいては、脳の働きも徐々に退化してしまいます。
パターンを変えて、新しい体験を受け入れる
淡々と日常生活を送っていると、刺激のない日常に流されてますます脳は怠け者に。脳を若々しく保つためには、生活のパターンを変えてみましょう。
たとえば、通勤ルートを変えてみる。朝1時間早く起きてみる。少々遠くても、新しいカフェに行ってみる。
最初は少し勇気が必要かもしれませんが、新しい体験を受け入れることで、脳の眠っていた部分に刺激がもたらされます。世界を広げる楽しさを味わえば、「次はこれをやってみよう」と意欲がわいてきます。
双子座(5/21~6/21)
「広く浅く」では脳を使い切っていない。
自分の人生を貫くテーマを探してみよう
「何か目新しいこと、おもしろいことはないか」とあちこちにアンテナを貼っているので、いつも脳がめまぐるしく動いています。
わざわざ活性化する必要はないと思いますが、浅く広く考えるだけでは、深い思索とは無縁になってしまいがち。ある程度まで考えたら、「ま、いいか」と別のことに興味が向いてしまうので、脳の能力を使い切っていません。
年を重ねるにつれて、とりとめのないことは次から次にとぼんやり頭に浮かぶのに、これといった結論が出せなくなってしまいます。
情報を整理し、深く掘り下げていく
ひとつのことをとことん極める姿勢を心がけましょう。
たとえば、旅行に行くならあちこちを見て回る周遊型よりも、ひとつのところに滞在して隅々まで街を知り尽くすと言うパターン。
雑誌を読み散らかし、テレビのチャンネルをあちこちザッピングするのではなく、小説や映画でも大作に挑戦を。広く浅い知識も大切ですが、その中から、自分の人生を貫くようなテーマを探し出し、とことん追求してみましょう。
得られた情報を整理し、深く掘り下げていくことによって、脳がしっかりと働き始めます。
蟹座(6/22~7/22)
多忙であることに満足するだけでなく、
作業の背後にある意味を探り、効率性を追求
忙しい毎日を送っているうちに脳を鍛えることを忘れてしまう傾向があります。理屈なんかどうでもいい、みんなが楽しく快適ならそれでいいと割り切ってしまうのです。
温かいお母さん役を演じるのもいいのですが、知的な探求心や客観的な視点を忘れてしまっては、脳は徐々に退化してしまいます。
用心深い一面があるため、新しい一歩を踏み出すことをためらい、慣れ親しんだ世界に安住しようとすると、脳のほんの一部分しか使っていないことになります。
日常生活をシステム化して、新しい趣味を始める
漠然と動くのではなく「なぜこうなるのか」を考えましょう。
たとえば、茶道を習ってみると、お手前のひとつひとつに深い意味があることがわかります。
それと同じで、毎日作っている料理でも、レシピを紙に書き出したり、1週間ごとの献立を考えてみましょう。
家事の効率的なやり方を研究すれば、時間のゆとりも生まれます。て空いた時間には、新しい趣味を始めましょう。好き嫌いで決めることの多いあなたですが、案外、嫌いだと思っていたことにはまることも多いのです。
獅子座(7/23~8/22)
自分の見方にばかり固執していると
脳の柔軟な働きが阻害されてしまう
明るく陽気なキャラクターのあなたは、いつも自分を中心にして物事を考えています。
どうせれば自分を満足させられるかを求め、脳はフル回転。自分に起こったことをドラマチックなストーリーにするのも脳の活性化に役立ちます。
ただし行き過ぎると、自分中心にしか考えられない単細胞の脳になってしまいます。他人の考えや意見に反応が鈍くなったら、かなり脳が退化している証拠。
いきいきした存在感は保ちつつ、あらゆる角度から物事を考えるように心がけましょう。
人の立場になって考えてみる習慣を
たとえば、友人の行動について、「私があの人だったらどうするか」と考えてみましょう。
その際、友人が置かれた状況を客観的に分析することも忘れずに。当初は理解できないと思えた行動でも、背景を探るうちに、納得できる部分もできるはずです。
そうした積み重ねがあなたの視野を広げ、脳に刺激を与えます。読書で視野を広げるのもひとつの方法。
華やかなヒーローやヒロインにスポットライトがあたるストーリーではなく、市井に生きる名もない人を描いた地味目の小説がおすすめです。
乙女座(8/23~9/22)
限られた枠の中だけでの思考に陥りがち。
結果だけでなくプロセスにも目を向けて
いつもきっちりした行動を心がけているので、「これで間違っていないかしら?」と脳はフル回転。
ただし、決められたパターンを繰り返しているうちに、何も考えずにマニュアル通りに動くアルバイト店員のような状態になりかねません。
結果だけを見るのではなく、プロセスもしっかり意識しましょう。たとえ失敗しても、そこに至る過程で何か学びがあったなら無駄ではありません。
無駄どころか、かえって脳には刺激が与えられ、新しいパターンを学習したことになるのです。
白紙の状態にインプットする体験を
意識していつもの習慣から一歩、はみ出してみましょう。買い物するなら、なじみの店ではなく新しい店へ。掃除や料理の手順を変えたり、新しい器具を試してみましょう。
パターンを変えることで、自分がいかに狭い世界に安住していたかを知ることができます。これまでやったことのないスポーツやお稽古事をしてみるのもいいでしょう。
先入観にとらわれず、白紙の状態にインプットする体験を重ねることで、脳の潜在パワーが最大限に発揮されるようになっていきます。
天秤座(9/23~10/23)
調和を重んじるあまり、世界が狭くなる。
混沌としたものも受け入れる心のゆとりを
あなたの脳はいつも「バランスをとる」ことを考えています。偏りが生じたら、即座に修正する方法を考え出し、調和的な状況を作り上げます。
雑然とした部屋であなたが落ち着かない気持ちになるのはそのためで、ものがあるべきところにきちんとおさまっていないと、創造的な活動にエネルギーを注ぐことができないのです。
しかし、バランスのとれた状態にいれば、斬新なアイデアを思いつくかというと、自分の世界から一歩外へ踏み出せないという一面もあります。
ときには偶然性に決断をゆだねてみる
世の中にはきっちり整理のつかない混沌としたものがたくさんあります。それをあなたの流儀でバランスを取ろうとするのは、エネルギーの無駄使い。白でも黒でも、どっちでもそれなりにおもしろい結果になると割り切って、偶然を受け入れましょう。
それがあなたのスタイルに反することであっても、発想の幅を広げることになります。決断に迷ったら、コインを投げて決めてみるのも悪くありません。
「こうあるべき」という枠から自由になることで、脳も自由に活動を始めるのです。
蠍座(10/24~11/22)
どこまでもひたむきに専門性を追求。
それ以外のことには無頓着になりがち
あなたの脳の働き方は、「深く狭く」。研究心旺盛で、興味のあることを徹底的に探求する傾向があります。
そういう対象が見つかれば、大きな生きがいとなり一生退屈することもないでしょう。
ただし、あまりにもひとつのことに固執して頭でっかちになりがちなのがあなたの弱点。使わない脳の回路がさび付いてしまい、専門外のことは理解しようともしない「専門バカ」状態に。
自分の興味のない分野を切り捨てるのは、脳のパワーの一部しか使っていないもったいない状態です。
実際に体を動かすことから始めてみる
苦手なこと、興味のないことを避けようとせず、だまされたと思って始めてみると意外と夢中になることも。
脳にとっても大きな刺激となります。いきなり上級レベルに挑戦するのではなく、無心に体を動かすことから始めるのが効果的。
たとえば、絵心がまったくないとしても、流行りの大人の塗り絵で名画に色をつけてみることで美術への興味がわいてきます。
語学が苦手なら、文法書より映画や音楽で耳からなじんでみましょう。頭でっかちになりがちな傾向も自然と修正されます。
射手座(11/23~12/21)
中途半端な活性化に終わってしまいがち。
過度の楽観主義も脳を甘やかす結果に
常に新しい知識を求め、好奇心は誰よりも旺盛。当然、脳は常に活性化しているはずなのですが、中途半端に終わることがよくあります。
理性を磨くところまで行かずに、直感やひらめきで動いているだけなので、一時的に活性化しているだけです。
また、持ち前の楽観主義が災いして、状況を自分に都合のいいように解釈する傾向も。
その結果、失敗から何も学ぶことができず、同じ過ちを繰り返します。脳を柔軟に保つには、あえて見たくないものも見るショック療法も必要です。
知的活動に計画性をプラスし、最悪の事態も予測
語学でも趣味でも、何かを始めたら、気の向いたときだけ取り組むのではなく、スケジュールを決めて、一定時間を集中しましょう。
やる気がないときでも、あえて「決めたことだから」とスケジュールを守ること。眠っていた脳の機能が使われます。
また、現状を分析したり将来の計画を立てるときは、最高の結果を期待すると同時に、最悪の事態もシミュレーションしましょう。
天国と地獄、両方をイメージすることで、あなたの脳の容量はぐんと大きく広がります。
山羊座(12/22~1/19)
評価を気にして、思考回路を限定しがち。
どんな状況にも対応する柔軟性を身に付けて
いつも人から後ろ指さされないように気を使っているあなた。「失敗せずにうまくやる」ことに集中し、脳もフル回転しています。
ただし、使う回路は限られているため、新しい状況や予想外のハプニングには意外なもろさも露呈してしまいます。
たとえば、やり手のキャリアウーマンだったのに、担当や部署が変わったとたんに能力が発揮できなくなってしまうような状態です。
現状が順調だからといってそこに安住せず、脳の柔軟性を保つことを心がけましょう。
自然に触れることで脳の回路を開放
視野を広く持ち、脳の回路を満遍なく使うためには、自然に触れてみるのが効果的。日頃、ノルマに追われて失っていた心のゆとりを取り戻し、斬新な発想力がよみがえります。
わざわざ遠くに旅行しなくても、近所の公園を散歩するだけでも大きな効果があります。古来の賢人や哲学者たちも森を歩くことで知恵を磨いてきました。
木々の生命力や、一輪の花の美しさ、小川のきらめきに目を留めているうちに、日頃のこだわりが小さなことに思えてくるはずです。
水瓶座(1/20~2/18)
未来を先取りしようとしているうちに、
現実への対応がおろそかになる傾向が
脳はいつもフル回転し、独創的なアイデアを次々と生み出します。
「何か新しいこと、おもしろいことはないか」と好奇心も旺盛で、パソコンや携帯電話など新しい情報機器にもしっかり対応します。時代の先端を行く人というイメージそのものですが、先を急ぎすぎるあまり現実をきちんと生きていない一面も。
脳も刺激的なものにだけ反応し、日常に隠された真実や感動をすくい取ることが苦手です。せっかくアイデアを生み出しても現実化できないのはそのためです。
「温故知新」をあなた流にアレンジする
次々と新しいものを求めるのもいいのですが、古典のよさに目覚めてみましょう。
文学や映画など、最初は古臭いイメージで取っ付きにくいと感じても、我慢して最後まで付き合っていくうちに、あなた流のユニークな解釈が生まれます。
そして、古典に触れているうちに、世の中にあふれる新しいアイデアは、過去にあるものの改良や組み合わせの違いに過ぎないことが見えてくるはずです。
着付けやお茶やお花など伝統的な習い事にも、意外な発見があり大きな刺激がもたらされます。
魚座(2/19~3/20)
感情に支配されて脳の機能がおろそかに。
無心に手先を動かすことで脳を鍛えよう
感情が脳の働きを引っ張る傾向があります。喜びや悲しみを経験しているときは、何も考えることができず、揺れ動く感情に流されているだけに。
感情中枢だけが発達し、いわゆる「フィーリング」だけで生きる人間となり、行動の根拠を尋ねられても筋道を立てて説明することができなくなります。
そこを批判されるとまた悲しみの海に逃げこみ、ますまず自分の殻に閉じこもることに。せっかく持って生まれた脳の機能を満遍なく使う生き方を目指しましょう。
手先を動かすことで思考中枢をオンに
心が乱れたときは、まず手を動かすこと。料理、掃除、楽器演奏、あるいは手を使うスポーツでもかまいません。
包丁を使ったり、掃除なら細かい部分を磨くなど、指先に意識が集中するものが効果的。無心に指を動かしているうちに、ささいなことに動揺している自分を客観視できるようになります。
そして、休止しがちだった思考中枢のスイッチがオンになるのです。おいしい料理ができあがり、部屋がぴかぴかになる頃には、次に何をなすべきかが明確になっているはずです。