人間、誰だって、ハッピーな日もあれば、ブルーな日もあります。
でも、ブルーな気分をいつまでも放っていては、不運を招くだけ。できるだけ明るい気分に切りかえていきましょう。
ところで、ブルーな気分、やる気がないムードにも、それぞれ個性があるものです。あなたはどんな時にブルーになり、どうやって意欲を取り戻しますか? そのメカニズム、ご一緒に考えてみましょう。
牡羊座(3/21~4/19)
いつもは意欲満々で率先してものごとに当たることが多いのに、一方的に押し付けられた課題には反発を感じて、やる気がゼロになってしまいがち。あなたが従うものは、自分の内側から沸いてくるエネルギーであり、周囲からの強制に従うことを無意識のうちに拒否しているのです。また、現状維持でよしとする生ぬるい環境でも、あなたの意欲は減退してしまいます。常に上を目指してチャレンジする状況でないと、持てる力を発揮できないのです。
小さなことから目標を作って達成する
待ちの姿勢はあなたにあまり多くの実りをもたらしません。刺激が少ない毎日を送っているのなら、自ら変化を起こしましょう。別に大きな変化でなくてもいいのです。たとえば、職場にかかってきた電話の的確なメモをとること、ルーティンワークでもスピードアップの方法を工夫すれば、有益なアイデアが沸いてくるはずです。そんな前向きな態度が評価されて、チャンスが巡ってきます。さらに意欲的に取り組むようになり、人生がどんどん好転していくでしょう。
牡牛座(4/20~5/20)
お楽しみはやるべきことが終わってからそのほうが喜びもひとしお大きくなる
スロースターターで、新しいことを始めるのに腰が重い一面があります。あなたにとっては、じっくり準備を整えてタイミングをはかっているつもりですが、周囲からじれったく思われてしまいます。そして、せかされたりしようものなら自体はより一層悪化。あくまでもマイペースにこだわって意固地になります。お茶をゆっくり飲んだり、小説を読みふけったり、目の前のやるべきことを無視して、五感を満足させることに現実逃避するのも悪い癖です。
とりあえず始めてしまえば、道は開ける
あなたに必要なことは、最初の一歩を踏み出すこと。実際に始めてしまえば、思ったよりも簡単にことが進み、拍子抜けすることもあるでしょう。お茶を飲んでから始めるではなく、まず取りかかって一段落してからティータイムに。ある程度の達成感があるほうが、お茶もずっとおいしく飲めるというものです。人からせかされたときも、まったく手をつけていないわけではなく、とりあえず着手していることで、それほど嫌な気持ちにならなくてすみます。
双子座(5/21~6/21)
あまり手を広げ過ぎないように、重要なことにフォーカスする訓練を
一度に複数のことをこなしていくことが得意で、上手に世渡りしているようでも、ときには無気力状態に陥ることが。頭の中で考えを広げ過ぎて、どこから手をつけていいのかわからなくなっているのです。あるいは、多くのことに関わり過ぎてどれも中途半端になると、すべてを投げ出して白紙の状態に戻したい衝動にかられます。当座の苦境を脱するために、最低限のことだけやってつじつまを合わせようとして、ますます悪循環にはまってしまいます。
重要度と緊急度から順番をつける
いくら多彩な能力があるといっても、あなたの体はひとつです。やりたいことすべてをこなすのは無理です。まず、今抱えている仕事や目標を紙に書き出し、重要度と緊急度を検討してみましょう。そして①緊急であり重要、②重要ではないが緊急、③緊急ではないが重要、④緊急でもなく重要でもないという順番で淡々とこなしていきましょう。正しい順序で仕事をこなしているという感覚さえあれば、投げ出したいという気持ちにもならないはずです。
蟹座(6/22~7/22)
周囲からの感謝を過度に期待せず、自分にとってやるべきことに取り組む
ふつうの人なら投げ出してしまうようなことでも、がんばり通す意欲があります。そんなあなたを動かすのは、周囲からの期待や感謝、賞賛の声。問題は、そうした課題が一段落したのに、あなたが期待したような反応が得られなかったとき。「がんばったのに損した」
という思いが頭をかすめると、すべてのことがどうでもいいことに思えてきます。次にやるべきことが迫っているのに、今までとはまるで別人のような無気力な状態になり、周囲もびっくりします。
最終的に満足させるべきなのは自分
いくらあなたにエネルギーがあるといっても、無限ではありません。どうでもいいことは適度に手を抜くことも必要です。人から頼まれたことを無条件で引き受けるのではなく、本当にあなたがやるべきかどうかを検討しましょう。ダメもとで頼んでくる人も多いのですから、すべての人の期待にこたえてようとする必要はありません。あなたにとって本当に必要なことにエネルギーを傾け、自分で自分を満足させる状態を保てば、いつも前向きな意欲を持ち続けられます。
獅子座(7/23~8/22)
人が見ていないときは無気力になりがち。
自分の中に確固とした目標を定めること
注目を集めることでエネルギーを得るタイプですから、人知れず地道に努力するのはどちらかというと苦手なほうです。がんばってもがんばらなくても同じじゃないかと投げ出してしまうことがよくあります。たとえば、人前で発表することがあれば休日返上で下調べをするのに、自発的に始めた英会話の勉強は、いつのまにか投げ出してしまいます。そこまで極端でなくても、気分にむらがあり、ひとたびつまらないと感じるととことん怠けてしまうのは悪い癖です。
本当の意味での達成感を味わってみる
やる気を出す手っ取り早い手段としては、目標を周囲に告げること。口に出した以上、実行しようとする責任感の強さが出てくるはずです。でも、本当に心の底から意欲を出すためには、人からの評価とは関係のない達成感を味わうことが不可欠です。たとえ人から何も言われなくても、自分で自分を満足させられるような行動を成し遂げることができれば、次からも自然とやるべきことがわかり、意欲が沸いてくるはずです。自らを叱咤激励して突き進みましょう。
乙女座(8/23~9/22)
璧を目指すあまり、逃げ出したくなる。
ハードルを低くし、自分に自信を持つべき
何かひとつでも心にひっかかることがあると、それが気になって物事に集中しにくい一面があります。明日試験があるのに、やおら大掃除を始めてみたり。つまり、気の重いことを忘れるために、目の前のこまごましたことに打ちこんで逃避しようとしているのです。
また、要求水準が高いため、取りかかる前から「私にこんなことができるはずがない」と尻ごみしてしまうこともありがち。そしてふがいない自分を責めて自己嫌悪のスパイラルに陥ります。
まずは簡単なことから始めてみよう
何かを始める意欲がわかず、消極的になったときは、やるべきことを小さな項目に分類してみましょう。大きなプロジェクトも、ひとつひとつの行為の積み重ねです。たとえば「資格をとって仕事にいかす」という大きな目標も「資料を集める」「経験者の話を聞く」など小さな項目に分けてこなしていきましょう。そして、「まだこれだけしかできていない」ではなく「これだけできた」とポジティブに考えること。自分を萎縮させてばかりいては、力が発揮できません。
天秤座(9/23~10/23)
現状を変えることを恐れず
新しい可能性を受け入れていこう
批判を恐れて、新しいことを始めるよりは現状維持を望む傾向が、あなたの飛躍を阻んでいます。たしかに、何かに挑戦することは、それまでの人間関係に変化をもたらします。
たとえば、アフターファイブに資格を取得するための学校に通ったり、何かの活動に加わるようになれば、「このところ付き合いが悪くなった」と言う人は必ず出てくるものです。
そんなことを気にするようでは、最初は意欲満々で始めたことでも、いつのまにかフェイドアウトしてしまいます。
人生は選択するものだと割り切る
誰にでもいい顔をしようとして自分のやりたいことを諦めるべきではありません。何かを手放さないと、新しいものが入ってこないと割り切ること。そして、自分の心の声に耳を傾けて、長期的なライフプランを作りましょう。40歳や50歳、60歳のときの自分を思い浮かべ、どこの住み、どんな生活を送っているかを想像してみましょう。理想の人生を手に入れるために、今何をなすべきかが明確になれば、多少のことは乗り越える意欲がわいてくるはずです。
蠍座(10/24~11/22)
燃え尽き症候群に陥るとかなり厄介。
周囲を見渡すゆとりを持ち続けること
ひたむきな情熱を傾けて、目標に向かって突き進むパワーの持ち主ですが、ひとたび目標を達成すると、すべてが虚しくなってしまいがち。意欲が失われ、気分が落ち込んでしまうと、回復するのが厄介です。それまでストレスをものともせずがんばってきただけに、その反動も大きいのです。まるで別人のように無気力になったあなたに周囲もびっくりしてしまいます。ありきたりのなぐさめの言葉ではあまり回復せず、自分の力が再びみなぎってくるのを待つしかありません。
違う視点から見ることを覚える
イエスかノー、白か黒というコントラストのある性格は、すっきりしている反面、かなり生きづらい面があります。ふと疲れを感じたときは、気分転換を。わき目もふらずにがんばってばかりいては、そのうち限界がくるもの。ひとつの段階が終わった時点で、周囲を見渡すゆとりが必要です。山登りでも「この道しかない」と思っていても、あたりを見渡せば、もっと登りやすい道が目に入ってくるものです。視野を広くもつことで燃え尽きるのを防ぎましょう。
射手座(11/23~12/21)
瞬発的な意欲だけに頼らず、とにかく続けていくことも必要
ひとたびやりたいことが見つかれば、エンジン全開で突き進むことができるのに、問題はそのパワーが長続きしないこと。昨日まであれほどエキサイティングだったことが、ふっとつまらなくなってくると、もうエネルギーは出てきません。そして、あたりを見渡して、別の対象を探そうとするのですから、それまでかけてきた時間と手間は大きな無駄になってしまいます。プライベートなことならいざしらず、仕事や社会活動ではかなりの迷惑をかけてしまうことも。
通り一遍ではないレベルを見据えて
同じことを続けていれば、飽きてしまうのはしかたがありません。しかし、そこを我慢すれば、新たな可能性が広がってくるのです。たとえば、ピアノのレッスンである曲をマスターして譜面通りに弾けるようになったとします。そこで満足してやめるのではなく、もう一段階上、自分の感性で弾きこなすところを目指しましょう。これでよしと思ったところから停滞モードに入ります。通り一遍で終わらせるのではなく、物事の真髄に触れるレベルを目指しましょう。
山羊座(12/22~1/19)
いつでも始めるのに遅いことはない。
過度の安全志向を捨ててチャレンジを
新しいことを始めて失敗するよりは、現状維持のほうを選ぶ傾向があります。言わば、石橋を叩いて渡らないタイプ。「努力してもどうせ無理かも。それなら、時間やお金を無駄にしないためにも、何も手を出さないほうがいい」という消極的な考えに陥っていては、何の進歩もありません。生活に刺激がなくなると、新しい意欲はますます失せていくという悪循環に。10年後、20年後に嘆息をつかないためにも、やりたいことを始めるのは今しかありません。
小さな成功体験を積み重ねて自信をもつ
大きな賭けをする必要はありませんが、何か生活に刺激を与えましょう。たとえば、決まりきったメニューではなく、新しい料理にチャレンジ。わざわざ料理学校に通わなくても、本を見て作ってみましょう。たとえ失敗して材料費が無駄になっても、あなたには貴重な経験が残ります。そして、次にやってみたときはもっと上手にできるはず。そんな体験を積み重ねるうちに自分に自信が持てるようになり、本当にやりたいことを始める意欲もわいてきます。
水瓶座(1/20~2/18)
机上の空論を弄ぶのはほどほどに。
実際の行動を起こすことで局面が開ける
自分なりに納得しないと動くことができない傾向があります。何かを始めようとしても「今さら始めても、マスターするころには時代遅れになっているかも」「探せばもっとほかにいいものがあるかもしれない」と頭の中であれこれ考え、それだけで疲れ果ててしまいます。
そして、結局、何にも手を出さずに終わってしまうことも。意欲もちゃんとあり、あれこれ頭を悩ませているのに、人からは「何も行動を起こさない消極的な人」と見られるのも悔しいものです。
心と体が求めるものを素直に始めよう
走る前に考えるのではなく、考えながら走ることも大切です。たとえば、ダンスのレッスンを受けようという気持ちがあっても、「楽しいかもしれないけど、プロになるわけじゃないし自己満足かも」というためらいは捨てましょう。一緒にレッスンを受ける人に前向きで楽しい雰囲気を作り上げるのは価値のあることですし、長年続けていけば、ボランティアででも教える立場にだってなれます。理論的な正統性にこだわらず、心と体が求めるものを始めてみましょう。
魚座(2/19~3/20)
やる気や自分の中で作っていくもの。
人がもたらしてくれるのを待たないで
ひとたび落ち込むとひたすら現実逃避してしまう傾向があります。昼夜が逆転して、何時間もベッドに入ったままだったり、食事も不規則になったり。そうするとますます意欲がなくなり、投げやりな気持ちになる悪循環に。自分がこんなに苦しんでいるんだから誰かが助けてくれるだろうという他力本願な甘えもあなたの足を引っ張っています。意欲は人から与えてもらうものではなく、自らかきたてるもの。待っているだけでは何も始まりません。
心身が充実すれば意欲も生まれる
まずは、生活のスケジュールをきちんと立てましょう。待ち合わせにはぎりぎりではなく、ゆとりを持ってでかけること。「やればできる」と自信を持つのが第一歩。食事もきちんととり、お酒はほどほどに。心身のコンディションが充実してくれば、もともとイマジネーションが豊かですから、自分のやるべきこと、進むべき目標が見つかり、意欲を持って取り組めるはず。単に夢見ているだけでなく、現実の世界で好きなことに打ちこむほうがずっと幸せなことに気付くでしょう。