開運 ダメなあなたを卒業する方法

開運

 自分の殻を破って、脱皮したい。新しい自分に向けて、出発したい、そう思いませんか?  あなたにだって、なりたい自分になれるはずです。そのためには、どうせ、自分の能力はこれくらい、なんて考えないようにしましょう。
 占星術では、誰しも能力を出し切った場合、星のように輝く、と考えます。あなたも自分の星を見つけてください。
 まずは、あなたのどんなところが、ダメな部分なのか、そして、なりたい自分になるために、ダメな部分を卒業するためのヒントを考えてみました。

牡羊座(3/21~4/19)

時間の経過とともに最初の意気込みが消滅。
意欲を持続させて、三日坊主から卒業を

 派手な決意表明をして張り切ってスタート。短期決戦なら一気に決着をつけるのが得意ですが、長期戦となると時間の経過とともに当初の意気込みはフェイドアウト。卒業どころか毎年留年を繰り返して新入生をやり直しているような状況です。
 夢を語りながら、いつまでたっても現実は変わらず、周囲も「また言ってる」とおざなりに聞き流すだけに。人一倍強いエネルギーの持ち主なのですから、持続させる方法さえ見つかれば、かなりの成果が上がるはずです。

足元をしっかり固めてからスタートしよう

 ゴールを目指すためには、がむしゃらに突き進むだけでなく、足元をしっかりと固めること。
 たとえば、新しい習い事を始めてその道の一人者になりたいと思ったら、成功した自分をイメージするだけでなく、「何年かかるのか」「競技人口はどのくらい」「一年間に要する費用は」など入念なリサーチを。
 事実関係をしっかり頭に入れた上で始めるのなら、途中で投げ出す恐れもありません。いつまでたっても同じことの繰り返しにならないためには予習とイメージトレーニングが効果的です。

牡牛座(4/20~5/20)

現状に安住して、卒業を先延ばし。
行動を起こすことで自分を変えよう

 卒業や入学といった人生の節目を迎えるのがあまり得意ではありません。というのも、現状に満足して、つい安易なほうに流れてしまうため。
 たとえて言えば、卒業できる資格はあるのに就職するのがいやでわざと単位を落として留年を繰り返す万年大学生のような存在です。いつまでも自分は変わらないつもりでいても、年齢だけは着実に重ねています。
 特に、体が重くなっているようなら要注意。現状維持どころか、坂道を転がり落ちていることを自覚しましょう。

思い立ったら即行動。「そのうち」「いつか」は禁句に。

 今のあなたに必要なのは、時間を区切ること。たとえば、ダイエットを始めるにしても、おいしいものを目にしたら「明日からダイエットすればいいや」と目の前の快楽に溺れるようでは、いつまでたっても始められません。
 見たくない現実にベールをかけて見ないふりをしていては、その場限りの満足が得られてますます虚しくなるだけ。「そのうち」「いつか」と先延ばしするのではなく、思い立ったらすぐ始めること。
 ひとつをクリアできれば自信ができ、次に行動につながっていきます。

双子座(5/21~6/21)

やたらと卒業証書の数を集めても、
本当に身に付いたものがなければ意味がない

 常に動いているのが好きで、ひとつの状態を卒業することは大得意。たとえて言えば、学校を掛け持ちして、次々と卒業証書を得ては次の学校に入学するめまぐるしい人生です。
 でも、卒業証書を何枚集めても、そこであなたが何を学んだかとなると心もとなく、過ぎたことはすべて流れてしまい蓄積が何もないという状態かも。
 やたらと手を広げて自己満足にひたるのではなく、自分にとって必要なもの、心から好きだと思えるものは何かを定めることから始める勇気を持ちましょう。

自分の本質を探ることで深い充足感が得られる

 新しい情報に振り回されないためには、まずあなたの本質を探ること。両親や親戚に「私はどんな子供だった?」と聞いてみるのが一番の近道です。
 大人になるプロセスで身につけていったものも多いけれど、自分の本質を見失ってしまうことも。子供時代に夢中になった遊びの中に、どんな人生を送りたいかのビジョンが隠されています。
 やみくもに外に向かっていかなくても、求めていたものは自分の中にあったという「青い鳥」のようなストーリーが待っているかもしれません。

蟹座(6/22~7/22)

人間関係に依存して本質を見失ってしまいがち。
ひとりで味わえる幸せのスタイルを作ろう

 好きな人のためなら、多少の無理を聞いてあげ、理屈よりも情による結びつきを大切にするあなた。人間関係がうまくいっているうちは、あなたの存在がくつろぎムードをもたらし、人望を集めます。
 ところが、ひとたび調和が崩れるとパニックに。やたらと恩着せがましく振舞って敬遠されたり、ひとりの時間を持て余して、誰かに電話をかけて延々と打ち明け話をしてみて、結果的に距離を置かれて、ますます寂しくなるという悪循環に。
 人間関係に依存する体質からの卒業を目指しましょう。

独立した基盤を築いてこそ人間関係が円満に

 人と仲良くすることは大切ですが、人生にはもっと他の目標もあるのです。人間関係だけに執着している状態は、クラス替えで仲良しの子と一緒になれるかどうかばかり気にして、「何を学ぶか」を忘れた生徒のようなもの。
 どんなに仲良しでも卒業後の進路はそれぞれです。お互いに独立した基盤を築いてこそ、卒業後の親交も続くというもの。
 人に依存しなくても、ひとりで味わえる幸せを見つけることが、結果的にはあなたの求めてやまない調和的な人間関係をもたらします。

獅子座(7/23~8/22)

自分探しの旅から卒業して、あなたらしい輝きを身につけよう

 主役として人生という舞台を統率していきたいという願望の持ち主。その他大勢の脇役には納得せず、自分にはあふれる才能やパワーが秘められていると信じています。
 そうした強いエネルギーを持って生まれたことはとても幸運ですが、使い方を間違えれば「私のことを誰も理解してくれない」と強烈な孤独感に悩まされることに。要求水準が高いだけに、失望を感じることが多いのです。
 かといって、地味な毎日には我慢できず、「今の自分は本当の私ではない」と自分探しの旅からいつまでも卒業できません。

自分を満足させれば、人からの賞賛は必要ない

 本当の大物は自分から主張しなくても、周囲が自然と盛り立ててくれます。今のあなたに必要なのはこの真理です。
 仕事でヒットを飛ばしたり、人助けをしたとき、黙っていれば自然と賞賛や感謝が寄せられるのに、自分のほうから「私ってすごいでしょ」と自慢すると周囲は興ざめです。
 そして、あなたが究極に満足させるべき相手は自分自身。人に自慢するためではなく、自分を誇りに思えるような生き方を目指していけば、わけのわからない孤独や焦燥感から卒業して成熟を手にすることができます。

乙女座(8/23~9/22)

自分に対する高すぎる要求水準を引き下げ、
頑張りすぎなくても実現可能なゴールを目指す

 人生を自分の思い通りに秩序あるものにしたいというのがあなたの心に秘めた野心。てきぱき動く能力があり、状況を分析する力も人並み以上ですから、傍目にはきちんとしているように見られます。
 ところがあなたは「これもできていない、あれは全然ダメ」と足らないところばかり目がいき、人生はイライラの連続に。たとえて言うと、卒業資格はしっかり満たしているのに、上のステップに進む勇気がなく止まっているような状態。かつての級友たちはとっくにそれぞれの道を歩みだしています。

現実との折り合い方を学んで上のステップへ

 一日が終わるとき、やり残したことに目を向けるのではなく、成し遂げたことを数えるようにしましょう。
 目標は欲張りすぎず実現可能なものを。対人関係でも、人の欠点を探すより、長所に目を向けて。ものの見方をマイナスからプラスに変えていくことで、あなたは現実との折り合い方を学んでいきます。
 それは決して妥協ではありません。予測もつかない事態に陥ったときも、それを楽しみ、活用する方法を考えれば、さらに上のステップへと進むことができます。

天秤座(9/23~10/23)

形だけ整えても魂を入れなくては意味がない。
自分が本当に求めていることを見つけよう

 社交上手でエレガントな雰囲気を漂わせる女性になることが目標。メークやファッションも研究するだけでなく、内面も磨くことを心がけていますが、忙しい日々が続くと、外面だけを整えるだけで終わってしまうことも。
 要領よく立ち回って人のノートを借りて単位だけ集めて、卒業証書を手にしても、学んだことが何もないという学生のようなもの。
 地に足をつけて生きている実感をしっかりつかむためにも、スタイルだけを気にして中身をおろそかにする傾向を卒業しましょう。

自分の感情に真正面から向き合う習慣を

 たとえば同じ日にAさんとBさんの二人からお誘いがあった場合、Aさんのイベントのほうが楽しそうなのに「Bさんは断ると嫌われそうだから」とBさんを選んだりしていませんか? 
 それが大人の常識だと考えることもできますが、「本当はこうしたかったのに…」という思いが徐々に蓄積されて、人生に対する充実感が失われていきます。
 本当に好きなもの、興味のあることに取り組んでいるときは、お洒落に気を使わなくても内面から輝くもの。まずは自分の感情に素直に向き合うことから始めましょう。

蠍座(10/24~11/22)

間違った方向に無駄なエネルギーを
かけず、自分に合った道を選び直す勇気を

 内に秘めた熱い思いをポジティブな方向に燃焼させることが、あなたにとっての最大課題。方向転換が苦手で、傷が浅いうちに撤退することができず、どんどん深みにはまってしまいがちです。そのためにも有効なのが「卒業」という考え方。
 たとえば恋愛でも、性格も合わずデートも楽しくない彼と腐れ縁を続けているようなとき。恋を失ってひとりになるのが怖くて腐れ縁に執着するのではなく、彼とのプロセスを卒業すると考えて、もっといい恋を見つけようと前向きになりましょう。

最初からひとつだけに決め付けないで

 仕事でも恋愛でも、今取り組んでいる対象が本当に自分に向いているかどうか検証することから始めましょう。
 気持ちの切り替えが苦手でも、新たな興味の対象が見つかれば案外簡単なもの。「二股をかけるなんてとんでもない」と否定せずに、彼以外の男友達をキープしたり、社会見学のつもりで仕事の後に講座やスクールに通って視野を広げましょう。
 先入観で敬遠していたものも、実際に体験してみると意外とおもしろいもの。自分の中に眠る新しい可能性を開花させましょう。

射手座(11/23~12/21)

卒業するのを忘れて永遠に学生を
続けないよう、小さな一歩でも、着実に進級していこう

 冒険心を満たすような刺激に恵まれた毎日だと、あなたのエネルギーはフル回転。反対に、平凡な日常生活を繰り返しているうちに「本当の私の居場所はこんなところじゃない」と投げやりに。
 そのくせ夢を語るのは大好きで「そのうち大きなことを成し遂げる」と語り、かといって何から始めたらいいのかもわからず時間だけが過ぎていきます。
 永遠に留年を繰り返している万年学生のようなもので、気持ちは若くても、世間の流れからは取り残されています。

夢の実現のために今日できることを考える

「卒業後は、あれもやってこれもやって、こんなキャリアを築こう」とビジョンだけは大きいのに、必修の単位を落として留年してしまう学生のような状態から卒業しましょう。
 たとえば、海外に関する仕事に就くのが目標なら、語学は必須ですし、実際にその仕事をしている人の話を聞いてみるのいいでしょう。10年後の輝かしい自分を実現するために、今日できることを具体的に考えましょう。
 いざ始めることさえできれば、ノリのいいあなたですからとんとん拍子に進めます。

山羊座(12/22~1/19)

優等生の座をキープすることにこだわらず、
自分を解放することでより充実した人生を

 何でもきちんとこなす優等生のような生き方を目指しているあなた。目標をしっかりと定め、着実にクリアしていこうとする堅実な生き方を実践しています。
 それでも、今ひとつ充実感が得られず、ふっと虚しい気分に襲われることも。それはあなたが社会的評価を第一に考え、本来の欲求を不当に押さえつけているからです。
 優等生の仮面をかぶっていて、みんなに褒められて一時的な満足が得られたとしても「私の人生はこのままでいいのか」
とう迷いが生じます。

旅に出て自分を見つめ直してみよう

 今の生活がことさら楽しいわけでもないけれど、他にこれといってしたいこともないというのなら、自分にご褒美を挙げてみましょう。
 いわばこれまでの自分の卒業旅行。ゆったりしたリゾートがおすすめ。間違っても、駆け足の観光旅行やお勉強を目的とした旅行はいけません。
 かえって疲れをためるだけです。きれいな景色を眺めながら、何をするわけでもなくのんびりしているうちに、あなたの心の抑圧が徐々になくなっていき、本当の自分に目覚めることができます。

水瓶座(1/20~2/18)

自己満足だけでは成長の機会を逃す。
社会的なけじめをつけることも大切

 学びたかったら学び続けるし、興味がなくなったらやめればいい。卒業なんて別にこだわらないというあなたは根っからの自由人。いつまでも若いエネルギーを失わず、好奇心に瞳を輝かせます。
 それはいいのですが、社会性を身に付けないまま年齢を重ねると、あなたの思惑とは裏腹に世間は狭くなっていく一方です。
 いつまでも子供の世界に止まっているのも楽しいですが、大人の世界ものぞいてみるために、けじめをつけましょう。社会常識を尊重しつつ、自分らしく生きることも可能です。

軌道修正しながら能力を正しく伸ばす

 たとえばあなたが料理の達人だとします。自分だけのために作って悦に入るのもいいですが、社会的にアピールをしてみることで、新たな可能性が開けることも。
 たとえば、料理コンテストに応募したり、ネットでレシピを公開するなど。そして、自分のスタイルにこだわるあまり視野が狭くなっていないか、常にチェックする習慣を。
 軌道修正を繰り返して、あとはあなたの能力を自在に伸ばしていけば、自他共に認められるその道の達人になるのも夢ではありません。

魚座(2/19~3/20)

恋に溺れ、一時の感情に流されて
積み上げてきたことを捨てないように

 順調に卒業を目指していたのに、好きな人ができたら勉強なんてそっちのけ。花嫁修業のために中退することも辞さないタイプ。
 そのときは幸せの絶頂で「これしか私の道はない」と思い込んでいますが、人生は計算通りいかないもの。婚約は破談になり、学問は中途半端、何をするにしても使えない存在になってしまう危険が。恋は人生を豊かに彩りますが、それだけで人生が成り立っているわけではありません。
 自分の本分を忘れず、ひとたび始めたことを投げ出さず、卒業を目指しましょう。

自分に言い訳をするのをやめよう

 豊かな感受性や柔軟性は、異性には魅力的ですが、目標達成にとってはマイナスに働く要素。お稽古事を始めたとしても「彼に誘われたから」あるいは「気分が乗らないから」とさぼってばかりていはエネルギーもお金も無駄にします。
 ひとたび始めたからにはここまではきっちりやり通すというラインをしっかり決めておきましょう。自分に言い訳しないためにもまわりにも宣言を。
 失望されたくない一心で頑張ることができ、ひとつのステップが完了できたらそれが自信となって次のステップへとつながります。