恋愛運 恋をアバンチュールで終わらせないで

恋愛運

 恋のテクニシャンは、けっこう大勢います。でも、燃え上がった恋の炎を絶やさず、大切に育てている人は、意外に少ないもの。恋を一時の遊びに終わらせないためには、いったい何が必要なのでしょうか?

牡羊座(3/21~4/19)

追えば追うほど逃げてしまう彼。
立場を逆転して、彼にあなたを追わせよう

 燃えるような夏の日、情熱的に迫ってきたのに、秋の気配が近づくとともにトーンダウン。
「一体、あれは何だったの?」と突っ込みたくなりますが、彼の魅力はフットワークの軽さ。めりはりがはっきりしているからこそ、非日常の場では激しく盛り上がることができるのです。
 だから、日常生活に戻って人が変わったように淡々としている彼の変わり身の早さを責めてはだめ。「旅先ではちょっといいと思ったけれど、なんだかうるさい女と知り合ってしまった」と思われてしまいます。

「会いたいのに会えない」状況を演出してみる

 彼を本気にさせようと追い掛け回しても逆効果。生まれながらのハンターの彼は、自分から獲物を追うことに生きがいを見つけるのです。
 旅先やバカンスであれほど燃えあがったのは「このチャンスを逃したら二度と会えないかもしれない」と切羽詰った気分になったからこそ。「いつでも連絡OK」というゆるい態勢では彼の情熱が失われるのも当然です。
 彼に対する好意を匂わせつつ、なるべく忙しいふりをして、彼となかなか会えない状況を作りましょう。

牡牛座(4/20~5/20)

彼のペースを尊重して長期戦の覚悟を。
急いで決断をせまってはすべてを失う

 リゾートのゆったりした雰囲気がとても似合う彼。一緒にいると心が安らぎ、昔から知り合っていたかのような親密なムードへと進展。彼には「この恋は本物かも」と思わせるような安定感があります。
 ところが日常生活に戻ってみると単なる優柔不断の煮え切らない男ではないかという疑惑がわいてきます。
 のんびりしたムードの中でこそ、彼の魅力は発揮されるというもの。あなたも気持ちを切り替えて、一から関係を築いていく覚悟を持ちましょう。

デートの仕切り役を押しつけないこと

 リゾートや旅先では、単にそこにいて空気を感じるだけで幸せな気持ちになりますが、街中のデートではそういうわけにはいきません。
「どの映画を観るか」「どこでお茶を飲むか」「食事は」と選択の連続。彼は仕切るのがあまり得意でなく、負担に感じます。彼のことをつなぎとめておきたいのなら、デートにしゃれた企画を期待しないこと。
「あなたと一緒にいるだけでいい」という謙虚な気持ちが示し、ゆっくりしたペースで信頼関係を築いていきましょう。

双子座(5/21~6/21)

恋多き彼に多くを期待しても裏切られるだけ。
思い出にとらわれて恋人気取りにならないで

 旅先やリゾート地では颯爽とスマートに決めてあなたをとりこにした彼。きっと素敵な恋人になってくれると期待したのに、日常生活に戻ると別人のように淡々としていることも。
 あなたに対する特別な好意のように見えたものも、旅先を彩るほんの思い出作りだったのでは?と被害妄想にとらわれてしまいます。
 その場のノリで動き、罪作りな彼。この夏に出会って胸をときめかせているのはあなたひとりではないかもいう可能性も覚悟しておきましょう。

軽快な駆け引きを楽しむ心のゆとりを

 彼はとにかくクール。根は悪い人ではないのですが、重たい関係は嫌いです。だから旅先でとてもいいムードになったからといって、同じような関係性を強要されるととたんに嫌気が差してくるのです。
 そんなわけ、恋人気取りは禁物。もしかして彼は恋人がいるのに遊びのつもりであなたにちょっかいを出したかもしれません。
 でも、いいムードで付き合っていければ、あなたに乗り換えてくる確率も大。彼の軽さを逆にとって、あなたもそれ以上の軽さで接して駆け引きを楽しみましょう。

蟹座(6/22~7/22)

旅先での親切心から恋が芽生えることも。
彼の優しさを上手に引き出す状況を演出

 旅先での彼はやたらと親切。道がわからなくなれば、手を尽くして正しいルートを探し出してくれ、あなたを楽しませようと情報収集も怠りません。
 こんな献身的な人が恋人になってくれたらどんなに幸せだろうと期待がふくらみますが、日常生活に戻ってみるとちょっと状況が変わります。
 彼にしてみれば「助けが必要みたいだったから手を貸したけど、それでいきなり恋人になるには…」というためらいがあるのです。恋が芽生えるには、もう一押しが必要です。

「頼れる男性」像を演じさせてあげよう

 彼に面倒を見てもらえる状況を作るのが最も早道です。
 彼は、誰かに尽くしているときこそ「愛している」という実感が持てるタイプ。旅先で困っているあなたは格好の対象だったわけで、なんでもてきぱきとこなすキャリアウーマン然とした女性には幻滅してしまいます。
 まずは、彼の得意分野をリサーチ。そして「困ったことがあるけど相談に乗ってほしい」と彼の得意分野で相談を持ち掛けましょう。そうしたやりとりで親密さを築いていけば、徐々に恋愛ムードに移行していきます。

獅子座(7/23~8/22)

その場に応じて複数の役を演じ分ける彼。
熱心な観客となって舞台を盛り上げよう

 バカンスのまぶしいばかりの空気の中で誰よりも輝いていた彼。長いあいだあこがれていた王子様が出現したような気分にさせてくれます。
 でも、日常生活に戻ってみると、あんなに輝いていた彼がどこか平凡な存在に感じられてしまいます。仕事に疲れているような顔を見せたりして、幻滅を感じることも。
 何よりも気になるのは、あなたに対する情熱のトーンダウン。「あの日と同じように振る舞って」と彼にすがっても、反応はもうひとつです。

演じるシーンが変わったことを早く悟って

 彼にとってはこの世は舞台のようなもの。リゾートやバカンスといった非日常空間はスポットライトのあたる場所。ここぞとばかり華やかな演技を見せてくれますが、日常生活での再会したときは楽屋を訪ねようなもの。派手な大舞台でなくても、小さな場面での彼の輝きを探しましょう。
 リゾートでお金を使い果たして少々懐具合が寂しいという状況も充分ありえます。お金をあまり使わない地味なデートでも、それはそれで楽しいというメッセージも伝えましょう。

乙女座(8/23~9/22)

軽薄なイメージを払拭する必要あり。
日常では恋人にふさわしい女性を演じよう

 予定調和を何よりも好む彼。旅先での舞い上がった気分でいいムードになったとしても、日常生活に戻ったとき「どうしてあんな大胆なことを」と後悔しているかもしれません。
 根が真面目なので、しらばっくれて逃げるなんてことはありませんが、旅先でのノリのよさはもう期待できないかも。
 そんなときあなたが「何だかおもしろみのない人」と感じてしまうと、この恋はそこでジ・エンド。彼は遊びばかり第一で頭が空っぽのような女性を恋人にしようとは思わないからです。

思い出を語り合うことからスタート

 旅先での偶然を必然に変えるためには、彼のようなタイプが相手の場合は少しばかりの忍耐とテクニックが必要です。
 彼の好みは堅実でかつロマンチックとかなりレベル高め。まず、旅の思い出をじっくりと語り合うことからスタートしましょう。その場合「楽しかった、またどこか行きたい」はNG。あくまでも、しみじみと記憶をかみしめるスタンスで。
 さりげなく、彼の存在に感謝していることを伝えましょう。性急に楽しさだけを求めるような軽薄なタイプではないことをアピールできれば、彼も理想の女性と知り合ったと思うことでしょう。

天秤座(9/23~10/23)

自分から連絡を取ろうとしてくれない彼。
付かず離れず、絶妙の距離感で接して

 旅先では気軽に声をかけてきて一気に親しくなった彼。いい出会いがあったとうきうきした気分で日常生活に戻ったものの、彼からの連絡はありません。
「遊ばれてしまっただけ?」と苦い思いがこみあげてくるものの、旅先での彼はあくまでも紳士的でおだやかそのもの。「そんなに悪い人には思えないけど…」とあなたの心の中はクエスチョンマークでいっぱいになります。
そのうち時間がたつにつれますます連絡がしにくくなり、フェイドアウトしてしまうことも。

短いやりとりを重ねて徐々に距離を縮める

 彼は、相手のことをあれこれ読もうとして行動できないタイプ。人間関係の距離感に人一倍敏感で、旅先での親密さをそのまま押し付けることをためらっているのです。
 かといってあなたが一気になれなれしく振舞うとそこで恋心も冷めてしまいます。お互いに負担にならないよう、メールや電話での近況報告から始めましょう。
 恋人同士になるためには、短いキャッチボールを繰り返しながらお互いの出方を探っていくというプロセスが必要なのです。

蠍座(10/24~11/22)

日常生活に戻ったとたん豹変する彼。
あせらず時間をかけて真意を探ろう

 灼熱の太陽に負けないほどの熱いまなざしを注いでくれた彼。開放的なリゾート地では、激しい情熱を見せたのに、休暇が終わって日常生活に戻ったとたん、つれないそぶり。あまりの豹変振りに信じられない思いにとらわれるかもしれません。
 彼は情熱的なわりにけっこうシャイなタイプ。旅先ではいつもの固い殻を打ち破って、その場の雰囲気に影響されるままにプレイボーイをきどってみても、元の生活に戻ると魔法がとけたようになってしまうのです。

真摯な気持ちが伝われば、彼は再び心を開く

 彼はもともと自己表現が得意でなく、しゃれた言いまわしもなかなか出てきません。だから、旅先での甘いムードをそのまま期待されることにプレッシャーを感じています。
 それに傷つくのがこわいという繊細な一面も。あなたが取るべき道は、旅先と同じような展開を期待せず、時間をかけてじっくりと二人の関係を育てていくこと。
 まずは、初対面の人のように自己紹介からスタートしてみましょう。真摯な気持ちが伝われば、彼も安心して心を開いてくれます。

射手座(11/23~12/21)

遊び人風に見えて、けっこう純真。
運命の恋と感じさせる演出が効果的

 アバンチュールの恋といえば、彼の大得意分野。その場のノリで衝動のままに行動するタイプですから、旅先の解放感も手伝って一気に深い関係になってしまうことも。
 ただし、日常生活に戻ってもその情熱が持続するかといえば大きな疑問符がつきます。
 でも、彼は単なる遊び好きの冷たい男ではなく、心の中はけっこうピュア。どんな状況であっても「この恋は運命の恋」という確信さえ得られれば、旅先での一夜の出来事として葬ってしまうことはありません。

彼との接点をつなぎあわせ物語を作る

 ひとときのアバンチュールを一生ものに昇格させるためには、それなりのお膳立てが必要です。情熱の記憶を頼りにぶつかっても勝算はありません。まずは彼の周辺をリサーチ。
 仕事関係や趣味、出身地などあなたと少しでも接点がないかを探るのです。その上で、彼とあなたが付き合うことの必然性を納得させる物語を作ります。
 その物語が彼の心に届けば、彼は本気であなたとの付き合いを始めるはず。周辺を探るうちに「そこまでする男じゃない」と悟ったなら、それはそれで大きな収穫です。

山羊座(12/22~1/19)

いつもの真面目さを忘れて弾ける彼。
その後のアプローチ法は慎重に考えて

 真面目な彼は、旅先だからこそ日頃のしがらみを忘れて弾けてしまいがち。非日常な空間に身を置いて「楽しまなきゃソン」とばかりに暴走することも。
「責任を取らなくちゃ」という堅物な一面もありますが、できれば旅先のことは旅先で終わってほしいと願っているのが本音です。
だから、待っているだけでは彼からの連絡はあまり期待できません。あなたから動くしかありませんが、「旅先ですぐに仲良くなった腰の軽い女の子」というイメージを払拭するアプローチ法を工夫する必要があります。

オーソドックスに手紙作戦を展開

 彼にいきなり電話をかけるのはNG。とっさのことで彼も緊張するし、相手の都合におかまいなくベルを鳴らしてしまう電話をいきなりかけるのは印象を悪くします。
 ここはオーソドックスに手紙作戦を。写真を同封したり、旅先に関連する雑誌の記事なども同封して、事務処理能力もあり、社会的な関心も高い女性であることをアピール。
 さりげなくあなたの普段の生活にも触れ、地に足についた生活を送っていることを伝えれば、彼も新たな視点であなたを見てくれます。

水瓶座(1/20~2/18)

親密さを強要すると敬遠されてしまう。
心理的な負担をかけないアプローチを

 どことなくユニークでつかみどころのない彼。旅先での解放感も手伝ってするすると恋愛ムードになりますが、持続するかどうかは成り行き次第。彼にとっては夏のひとときを彩るエピソードのひとつであり、そのまま本気の関係を続けるか真剣には考えていません。
 そもそも彼は恋愛に限らず束縛されるのが大嫌い。「あのときああ言ったじゃない」と詰め寄ったりすると、とたんに逃げ出してしまいますから、いかに彼に負担を感じさせずに接近できるかが運命の分かれ道です。

彼が興味を持ちそうな餌を撒いてみる

 彼は恋愛に対しては淡々としていても、目新しい情報や知識に対してはけっこう貪欲。共通の趣味や興味を持つ相手に対しては特別なシンパシーを抱きます。
 旅先で得た彼の情報を総動員して、彼が食いつきそうな餌を撒きましょう。恋愛うんぬんは脇に置いて、とりあえず知りたいことがあるから連絡したというスタンスも有効。
 いきなり恋人気取りではなく、少し距離をおいたクールな関係を続けていれば、気がつけば恋人的存在に昇格する可能性は大です。

魚座(2/19~3/20)

ムードに流されるままに恋に落ちる彼。
二股を覚悟しておかないと大きな失望が

 ロマンチックなことが大好きでムードに流される彼ですから、旅先となれば恋は欠かせません。あなたとどれほど盛り上がったとしても、恋愛小説の1ページに過ぎないなんて可能性もあります。
 かといってあきらめることはありません。彼を呼び出してムードのあるバーで一杯飲みながら、旅先の思い出話をしているうちに、たちまち思い出がリアルによみあがり、ホットな関係が再現できます。
 とはいえ、それが本気の恋に発展するかどうかはあなたの腕次第です。

本命の座を得るためには演技も必要

 彼と本気な恋に落ちる前に気をつけておきたいのは、彼女の存在。感情に流される彼は、悪いと思いつつ、二股かけることにあまり抵抗がありません。
 旅先から帰っても関係が続いているといっても、もう一人の彼女ともよろしくやっている可能性も。
 そんな彼を本気にさせるためには、「あなたがどうしても必要」という弱い女を演じるのが効果的。
 そして、彼の不実を決して責めずひたすら恋心を伝えます。感情の鎖を何重にもかけていくうちに本命の座が手に入ります。